ダイアナ元妃の実弟チャールズ・スペンサー氏の長女で、モデルとしても知られるレディ・キティ・スペンサー。現地時間24日には、かねてから婚約が報じられていたマイケル・ルイス氏とついに結婚式を挙げた。17世紀に建てられたイタリアのヴィラで執り行われた式は、ヨーロッパの上流階級テイストにあふれた豪華さ。中でもキティがワールドアンバサダーを務める「ドルチェ＆ガッバーナ」のドレスが話題になっている。

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スペンサー家に代々伝わる「スペンサー・ティアラ」は着用せず

　ダイアナ元妃の姪で、ウイリアム王子とヘンリー王子のいとこにあたるレディ・キティ・スペンサー。億万長者の実業家マイケル・ルイス氏との結婚式は、イタリア貴族のアルドブランディーニ家が所有するヴィラ「ヴィラ・アルドブランディーニ」を会場にした“リッチ＆ゴージャス”な内容だった。ちなみにマイケル氏はキティの父チャールズ・スペンサー氏より5つ年上の62歳。キティは昨年末に30歳を迎えており、年の差は何と32歳だ。

　キティは今年2月、イタリア高級ブランド「ドルチェ＆ガッバーナ」のワールドアンバサダーに就任。このため、結婚式のドレスはすべて同ブランドが担当し、その豪華さが話題になっている。

　英大衆紙「デイリー・メール」によると、メインのウェディングドレスは繊細かつ複雑なフローラルレースをふんだんに使用。同紙はハイネックとロングスリーブ、パフショルダーのデザインに注目し、キティの母親でチャールズ氏の元妻、そして元モデルのジョナサン・エイトキンのウェディングドレスによく似ていると指摘した。

　ただし、スペンサー家に代々伝わる家宝のティアラ「スペンサー・ティアラ」は着用せず。このティアラはキティの母親やダイアナ元妃、元妃の姉がそれぞれの結婚式で着用したものだ。

　ドレスの制作期間は約半年で、この間のフィッティングは4回。同ブランドのデザイナー、ドメニコ・ドルチェ氏は、「レディ・キティ・スペンサーは私たちに彼女のドリームドレスについて説明しました。そして私たちは彼女の願いを表現しようとしたのです」と語り、デザインにキティの希望が反映されていることを明かした。

　さらにもう1人のデザイナー、ステファノ・ガッバーナ氏は「彼女は比較的、トラディショナルでクリーンなカットを維持したかった。同時にタイムレスな魅力を持たせたいと思った」と、そのデザイン意図を語っている。

　この他にも同ブランドは、式前夜のチュールドレスやウェディングディナーのシルクドレス、カクテルドレスなど計5着をデザイン。いずれも同ブランドの世界観とイタリアの伝統が見事に融合した美しいドレスと評判だった。

（Hint-Pot編集部）