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プロ野球選手も食べている夏メニュー 潮風を感じるシラスと野菜のスパゲッティ
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8月を前に、暑さが厳しくなっていますね。すでに夏バテの兆候を感じている人も多いのではないでしょうか。栄養価の高い食事を大切にしたいこの時期、参考にしたいメニューは夏でも激しく運動しているプロ野球選手のごはんです。この連載ではプロ野球チーム「横浜DeNAベイスターズ」の全面協力により、若手選手寮のレストランで提供されている「ベイスターズ飯」を伝授します! 今回はシラスと野菜であっさり味に仕上げた「潮風を感じるシラスと野菜のスパゲッティ」。レシピは動画と写真もご用意していますよ。
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神奈川・横須賀周辺の特産物シラスが決め手!
講師はプロ野球チーム「横浜DeNAベイスターズ」若手選手寮・青星寮のレストランで料理長を務める加々美忠彦さん。今回伝授していただく「シラスと野菜のスパゲッティ」は、青星寮がある横須賀やその周辺の特産物シラスをふんだんに使ったメニューです。
「神奈川県ではシラスがよく採れるので、あっさり食べられるようなメニューとしてこのスパゲッティを考案しました。もちろん、シラスは神奈川産でなくても大丈夫ですよ」
カルシウムやビタミンDなど、体に良い栄養素を豊富に含むシラス。これなら大量に食べることができそうですね。とはいえ、シラスの塩分が気になるところです。
「シラスはもちろん、ベーコンも塩分が多い食材です。そこで、パスタを茹でる時の塩を減らしています。一般的に塩は1リットルに10gとされていますが、今回は8gです。また、水菜を最後にさっと混ぜてかさ増しすることもできますよ」
なるほど、味付けに使わない部分で控えめにするわけですね。野菜もたっぷり入っているし、シンプルながら栄養バランスはバッチリ。
「青星寮のレストランでは、選手が軽いメニューをすぐに食べたいランチタイムに提供しています。よく食べている選手は阪口皓亮投手。先発投手は特にスタミナが必要なようで、いつも大盛ですね。『ニンニク増し増し』でオーダーすることや、夕飯としてのリクエストもありますよ。他には平良拳太郎投手や下園辰哉コーチもお気に入りです」
あっさり味ながら秘めたスタミナ効果は絶大! これぞアスリートが愛するメニューと言えそうです。夏休みのスポーツキッズにもぴったりですね。
具材と絡めるだけ! 潮風を感じるシラスと野菜のスパゲッティ
【材料】(2人前)
パスタ 200g(茹でる際の塩は分量外)
釜揚げシラス 40g
ベーコン 60g
ミニトマト 6個
パセリアッシェ、小松菜、ブロッコリー、水菜 お好みの量
ニンニク 2片
鷹の爪 1本
エクストラバージンオリーブオイル 20ml
【手順】
1. ミニトマトは洗ってから1/2にカット、ニンニクはみじん切り、ベーコンは短冊切りにする。その他の野菜は洗ってから一口大を目安にカットする
2. 鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩を加えてパスタを茹で始める。茹で時間は袋に書かれている時間より30秒ほど短めに
料理長ポイント:塩の量はやや控えめで、1リットルにつき8gです。アルデンテに仕上げ、後からフライパンで調理する際に調節します。
3. エクストラバージンオリーブオイルを引いたフライパンに、ニンニクのみじん切りと鷹の爪を入れて弱火にかける。オイルにゆっくりと香りを移しながらニンニクがキツネ色になるまで炒め、最後にパスタの茹で汁を大さじ4杯入れて火を止める
4. ミニトマトと釜揚げシラスを3のフライパンに加えておく
5. パスタが茹で上がる1分ほど前にブロッコリーと小松菜を入れて一緒に茹でる
6. パスタとブロッコリーの水気を軽く切り、3のフライパンに加える。フライパン全体をぐるぐると回して手早く混ぜる
料理長ポイント:パスタの水気は切りすぎなくてOK。油と合わせてソースにします。またここでしっかり味見を。塩気が足りないならシラスを足してもいいでしょう。
7. 皿に盛り、カットした水菜をのせてからエクストラバージンオリーブオイルを少しだけかけて出来上がり
(Hint-Pot編集部)