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リリベットちゃん 王室公式サイトの王位継承順位リストに追加 「悪意感じる」と専門家

公開日:  /  更新日:

著者:森 昌利

ヘンリー王子とメーガン妃【写真:AP】
ヘンリー王子とメーガン妃【写真:AP】

 6月4日に誕生したヘンリー王子夫妻の長女リリベットちゃん。エリザベス女王の特別なニックネームが命名されたことで世界の注目を集めた一方、その名前が王室公式サイトの王位継承順位リストになかなか登場しないことを疑問視されていた。しかし、生後7週間を過ぎたこのほど、ようやく順位8位として掲載。その遅延の原因について王室専門家が発言し、話題になっている。

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サイト更新の遅延は王室の「感情を代弁する行為」

 ロイヤルファミリーの公式サイトには王位継承順位リストが掲載されたページがあり、変動があった際には適宜修正が加えられる。声明などは発表されないため、このページ更新が実質上の“公式発表”扱いだ。

 英大衆紙「ザ・サン」が掲載した記事によると、父ヘンリー王子に続く王位継承順位7位の長男アーチーくんが誕生した際は、わずか15日でリストに登場した。ところが第2子のリリベットちゃんの場合は生後7週間が過ぎてからだった。

 また、メーガン妃のプロフィールを掲載したページにも更新の遅れが見られる。王位継承順位にリリベットちゃんが追加されたにもかかわらず、28日時点でも未だ「アーチー・マウントバッテン=ウィンザーという1人の子どもがいます」と記載されており、“1児の母”の状態だ。

 王室専門ポッドキャスト「Royal Rota」に出演した英民放ITVの王室番編集者クリス・シップ氏は、この遅滞について「王室側のある種の悪意を感じる」と発言した。

 同氏はこれも、3月放送インタビューから暴露と王室批判に明け暮れる王子夫妻に対する王室の感情を「代弁する行為なのではないか」と主張。しかも先週、あっと驚く王子の回顧録出版が発表されたばかりだ。

 さらに王子は弁護士を通じて「事実ではない」と否定しているが、今回の回顧録の出版契約は、実は妃の健康本を含む4冊と言われている。しかも、そのうち1冊は「エリザベス女王の崩御後に出版する」という情報も英メディアで流れており、さらなる過激な暴露があるのではないかと予想されている。

 こうしてヘンリー王子とメーガン妃が“明らかな敵意”を示した形になったことで、王室側の対応もそれに準じて鈍くなったのか。王室側は「サン」紙の取材に対し、「サイトは定期的に更新されており、早急に(2児の母と)アップデートする」と答えている。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)