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ヘンリー王子夫妻は私生活切り売りのループに 過剰なメディア露出の発端とは
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今年3月に放送されたインタビュー番組で数々の暴露を展開したヘンリー王子夫妻。さらに王子は単独で出演したポッドキャストやドキュメンタリーシリーズでも、家族とのプライベートな場面を批判の種として明かし、世界の話題をさらい続けた。メディア露出を続けた結果、物議を呼んでいる風刺アニメではキャラクターとして登場することに。英国では過剰とも言えるメディア露出を疑問視する声も多いが、ある専門家は2人に課せられた“宿命”だと指摘している。
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世界的企業2社との巨額契約に端を発していると専門家
現地時間7月24日夜に英民放チャンネル5が放送したドキュメンタリー「Meghan at 40:The Climb to Power」。この番組に出演した王室コメンテーターのエミリー・アンドリュー氏が、ヘンリー王子夫妻の過剰なメディア露出について見解を披露し、話題になっている。
英大衆紙「デイリー・ミラー」が掲載した記事によると、同氏は夫妻の過剰なメディア露出がネットフリックスやスポティファイとの巨額契約に端を発するものだと指摘。「(これらの巨額契約は)2人の“ロイヤル・ブランド”があってこそ。ですから今も王室時代のプライバシーを切り売りし、夫妻と王室の関係を定期的に世界にアピールし続けなければなりません」とその背景を推測した。
確かに2人が王室との関わり、今もロイヤルであることを主張するには王室時代の話を明かすのが一番であるように思える。また最近は、非公式伝記「Finding Freedom(日本語版「自由を求めて ハリーとメーガン 新しいロイヤルファミリーを作る」扶桑社刊)」の加筆改訂版が8月31日に発売されることも発表され、話題になった。
プライバシーの尊重を表明して“王室引退”したはずなのに、なぜここまでメディアに登場するのか? アンドリュー氏が指摘する通り、プライバシーを切り売りしなければならない2人の“宿命”なのだろうか。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)