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「東京しかないと信じていた」五輪開催に感謝 英代表選手の日本語スピーチに感動の声
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17日間にわたり白熱した試合が繰り広げられた東京五輪。「Hint-Pot スポーツSNS調査隊」では、SNSで反響を集めた話題からこの機会に知ってほしい選手やちょっとほっこりするネタなどをお届けします。今回は、日本への感謝を日本語で伝えたボート女子英国代表選手について。その内容に感動の声が上がっています。
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「また日本に来て」 日本人から英語の返信殺到
感謝のメッセージを送ったのは、ボートの女子軽量級ダブルスカルに出場した英国のエミリー・クレイグ選手。多少のたどたどしさはありながらも、1分以上にわたり日本語で懸命に言葉を紡いでいます。
この動画を公開したボート英国代表の公式ツイッターは、「漕ぎ手を歓迎し、大会中に私たちをホストしてくれた東京の人々に感謝します エミリー・クレイグからの短いメッセージです!」とのコメントを添えました。クレイグ選手のメッセージは次の通りです。
「こんにちは、日本と東京の皆さん。
私たちから感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
昨年は世界にとって変化の時でした。
オリンピックが延期されました。
世界中の人がオリンピックが開かれるのか疑問に思いましたが、オリンピックが開かれるとしたら、それは東京しかないと信じていました。
日本の皆さんの協力のおかげで、私たち何千人ものアスリートが、今日ここで競技をし、夢を実現することができました。
不可能と思われたことにも希望を見出すことができました」
感動的な1分23秒の動画に対し、日本人からは英語で綴られたお礼の言葉が数え切れないほど届いています。
「日本が2020年の東京五輪を主催できると信じてくれてありがとう」
「心からのメッセージありがとうございます。また日本に来て、本物の東京を楽しんでいただければ幸いです」
「東京五輪については多くの意見があり、延期または中止すべきだという意見もありました。でも今、2020年の五輪が終わりに近付きました。あなたのメッセージのおかげで、心の底から東京で開催できたことをとてもうれしく思います。どうもありがとう!」
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大によって、史上初めて1年延期された東京五輪。さまざまな議論が交わされ、また多くの困難にも見舞われましたが、五輪を目標にしていた世界の選手たちには開催自体を喜ぶ声があるようです。また、努力やおもてなしの精神も選手たちにしっかりと届いているようですね。
(Hint-Pot編集部)