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メーガン妃は「もう家族ではない」? 誕生日のSNS投稿に隠された“王室の本音”とは

公開日:  /  更新日:

著者:森 昌利

メーガン妃【写真:AP】
メーガン妃【写真:AP】

 一連の暴露や批判で悪化の一途をたどっているとされるヘンリー王子夫妻と王室の関係。しかし4日に迎えたメーガン妃40歳の誕生日には、王室メンバーの公式SNSが恒例のお祝いメッセージを投稿した。それぞれに「ハッピーな誕生日をお過ごしください」などと綴られていたが、行動心理学の専門家はその文面や添付写真に王室側の隠れた意図が見て取れると分析した。

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「サセックス公爵夫人」呼び継続 称号剥奪は当分なし?

 4日に迎えたメーガン妃40歳の誕生日。ロイヤルファミリー(@RoyalFamily)とチャールズ皇太子夫妻(@ClarenceHouse)、ウイリアム王子夫妻(@KensingtonRoyal)のツイッターは、それぞれ妃の写真と祝福のメッセージをツイートした。これらからその“本音”を分析したのは、英国の行動心理とメディア心理学者で、テレビコメンテーターとしても活躍するジョー・ヘミングス氏だ。

 英大衆紙「ザ・サン」が掲載した記事によると、同氏はまず、エリザベス女王、チャールズ皇太子夫妻、そしてウイリアム王子夫妻が、妃を揃って「サセックス公爵夫人」と呼んでいることに対して「興味深い」と注目。そして、英メディア上でも論争の種となっている“サセックス公爵夫妻の称号剥奪”に関して「当分の間はなさそうです」と語り、王室側が近いうちに強行策を講じることはないと予言した。

 次に同氏はメーガン妃の誕生日に際し投稿された過去の祝福メッセージを振り返り、「王室は“中立”を保ち、これまでの尊厳と落ち着きを維持したいということでしょう」と分析。また、ロイヤルファミリー公式が昨年と同じ女王と妃のツーショットを投稿したことは「偶然ではありません」と指摘した。

 ちなみに、王室専門誌「マジェスティ」の編集長イングリッド・シュワード氏は同紙が運営する「ファビュラスデジタル」に対し、ロイヤルファミリー公式SNSが使用した写真は「ほぼ間違いなく王室スタッフが選んだもので、女王の選択ではないでしょう」と推測している。

 一方でヘミングス氏は、「かつての良き日はこうだったが、状況は昨年から明るい方向へ動いていないという意識が表れたものでしょう」と語り、王室内の隠れた思いをあぶり出した。

 さらに同氏はチャールズ皇太子夫妻とウイリアム王子夫妻が、メーガン妃1人の写真を使用していることにも注目。「もう彼女(メーガン妃)が家族の一員ではないという思いをほのめかしています」と分析して、結婚後わずか18か月で“王室引退”し、ヘンリー王子とアーチーくんを引き連れて米国帰国を果たしてしまった妃に対する“密かな感情”が表れていると主張した。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)