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ヘンリー王子がユージェニー王女にSOS? 回顧録取材で“王室内唯一の協力者”に浮上
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突如発表されたヘンリー王子の回顧録出版。3月放送のインタビューやポッドキャスト、Apple TV+のドキュメンタリーシリーズでは、自身のメンタルヘルスに絡めて王室を批判していたが、まだ言い足りないことがあるのかと世界を驚愕させた。そして今、執筆協力者として有名王室メンバーの名前が浮上しているという。
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夫のジャック・ブルックスバンク氏も含めて夫妻同士で親交があるという
各紙が注目したヘンリー王子の回顧録出版。その内容予測はさることながら、ゴーストライターとして実際に執筆する人物が米国で優れた報道などに贈られるピューリッツァー賞の受賞者、J・R・モーリンガー氏であることも大きな話題になった。
そして先日に英大衆紙「ザ・サン」が掲載した記事によると、アンドリュー王子の次女ユージェニー王女が執筆協力者として浮上しているという。
同紙はこの記事中、王女が「メーガン(妃)にハリー(ヘンリー王子の愛称)を紹介した」と記述。王子のいとこにあたる王女が恋のキューピッドだったと主張している。さらに妃も「ハリーと知り合う前からユージェニー(王女)を知っていた」と発言しており、夫のジャック・ブルックスバンク氏も含めて夫妻同士で親交があるという。
こうした友好関係があることで、王室を悩ませる回顧録に王女が協力する可能性が浮上したようだ。また王子は回顧録の出版発表前からダイアナ元妃の親族と友人筋に元妃の思い出を聞いて回り、王室を困惑させていたという。
しかしそれでも、情報提供者が十分にいるとは言いがたいかもしれない。権威あるピューリッツァー賞受賞者が執筆する一冊だけに、王室批判が盛り込まれると予想されるその内容に間違いや矛盾は許されないだろう。
3月放送のインタビューをめぐっては、ヘンリー王子夫妻の発言に多くの矛盾点が指摘され、一部では批判も巻き起こっている。例えばメーガン妃の「ロイヤルウェディングの3日前に結婚していた」発言は後日、王子夫妻側が声明で事実上の発言取り消しを行う事態にもなった。
回顧録の出版に際して巨額の前払金が発生したという報道もあるが、その金額に負けず、モーリンガー氏には骨の折れる裏付け作業が待ちかまえているかもしれない。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)