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銀メダル獲得の選手が贈り物配布! 有観客会場での粋な振る舞いに称賛の声 「素晴らしい」
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17日間にわたり白熱した試合が繰り広げられた東京五輪。「Hint-Pot スポーツSNS調査隊」では、SNSで反響を集めた話題からこの機会に知ってほしい選手やちょっとほっこりするネタなどをお届けします。今回は、大会最終日に行われた自転車競技で銀メダルを獲得したマレーシア人選手について。会場で見せた粋な振る舞いに称賛の声が寄せられています。
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ケイリン銀のマレーシア人選手が日本の観客へプレゼント
開会直前に1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)会場の無観客開催が決定した東京五輪。大会組織委員会のまとめによると、この他に福島と北海道が無観客だったそうです。有観客開催だった会場は、サッカーの宮城など3か所。合計の観客数は4万3300人でした。
伊豆ベロドローム(静岡県伊豆市)では、唯一の“有観客”屋内会場として自転車のトラック競技が開催されました。そのため、8日の男子ケイリン決勝でもスタンドには観客の姿が。
マレーシアの英語系ラジオ局「フライFMマレーシア」公式ツイッターは同日、「アジズル・ハスニ・アウァンは銀メダル獲得後、日本人観客の心を掴んでいた。日本の皆さん、マレーシアへの愛を示してくれてありがとう」と記し、1本の動画を公開。そこに収められていたのは、同国出身のアウァン選手と観客による心温まる触れ合いでした。
その動画で、アウァン選手は片手いっぱいに何かを持ってスタンドへ。そして、最前列に座った観客にそれを一つひとつ手渡しています。どうやらマレーシアから持参した記念品のようです。そして、配り終えると両手を振って会場の拍手に応えました。
アウァン選手が見せたこの行動はすぐさま大きな話題に。5500件以上の“いいね”が集まった他、リプライ欄には「マレーシアの誇り高き瞬間」「マレーシア、ありがとう」「彼(アウァン選手)はアジアを代表してくれた」「素晴らしい」といった称賛の声が寄せられました。
コロナ禍でなければ他の会場でも見られた可能性がある光景。3年後のパリ五輪では選手と観客のふれあいが何の問題もなく行われることを願いたいですね。
(Hint-Pot編集部)