どうぶつ
交通事故で母を失った子ねこを保護 じゃらし付き子守ロボットに羨望の声「欲しい!」
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ねこじゃらしに似た青いケーブルを動かしているのは、謎の白いロボット。「ウィーン、ウィーン」と音を立てて、先端に付けた茶色い羽根を縦横無尽に揺らしています。「ニャんだこれは!」と言わんばかりに四肢を大きく広げ、飛びかかる子ねこ。毎回すんでのところで逃げられてしまうという、ねこを惑わせる動画がツイッター上で拡散されています。飼い主のnecobot(@yo4hi6oooo)さんに聞きました。
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ねこじゃらし遊びで得たスキルを発揮 愛猫を虜にするロボ誕生
「縦横無尽に動く羽根から、目が離せニャい!」
右へ左へ。ロボットの動きに合わせて、子ねこが空中を舞っています。華麗なジャンプを披露するのは「ももち」ちゃん。「顔がモモンガに似ている」ことから名付けられた通り、モモンガのように両手を広げて羽根に向かっていきます。
不規則な動きを見せる機器は、ロボット用ソフトウェアの研究・開発をしている飼い主さんのお手製です。初めてねこと暮らすことになった飼い主さんが、想像以上に早起きのももちちゃんに手を焼いたことが製作のきっかけでした。
「毎朝5時に起きて『遊んで』とねだられて。うれしいけれど、もうちょっとだけ眠りたくて……」
ある朝、あくびを噛み殺しながらももちちゃんの遊び相手をしていた時、自宅で学習するために置いていたElephant Robotics社製の「myCobot」というロボットアームが目に留まりました。試しに100円ショップのねこじゃらしを取り付け動かしてみたところ、ももちちゃんが虜に。飼い主さんは「これは行ける!」と心の中でガッツポーズしたそうです。
1時間以上も飽きずに向かっていたというももちちゃん。飼い主さんは、その姿がカオスすぎたためツイッターに動画を投稿。夢中になる様子を見た愛猫家から「やだこのロボット最高じゃない 欲しい……」などの返信(リプライ)が寄せられました。
飼い主さんは「このロボットアームが、ドラえもんの始祖なのかもしれない」という感想に、「そんな未来を作れたら楽しいな」と研究者魂に火をつけられたようです。
この「自動ねこじゃらし機」には、ももちちゃんを飽きさせない、プロのこだわりが詰まっています。
「速度を変えたり、緩急を付けたり。ねこじゃらしを一瞬止めて隙を見せることで、ももちの活性を高めるなど。ももちとねこじゃらしで遊んで、培ったスキルをプログラムに反映しています」
飼い主さんの愛があふれる自動ねこじゃらし機。完成から1週間ほど経ちますが、その間もずっと変わらない勢いで追いかけ続けているということです。