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メーガン妃のメッセージは「伝わらない」 専門家が最新動画に苦言 その理由とは
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メーガン妃は4日、区切りとなる40歳の誕生日にちなんで、新プロジェクト「40×40」を発表。コロナ禍で失職した女性のために「あなたの時間を40分間使って」と支援を呼びかけた。夫妻の財団「アーチウェル」公式ウェブサイト上の特設ページには、SNS拡散用の素材も準備。ところが、英大衆紙の調査によるとシェアは少なく低調なスタートになっているという。その理由を英国人ジャーナリストが推測。「あれでは一般の気持ちに寄り添えない」と苦言を呈し話題になっている。
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超高級品に囲まれた豪邸から人を助けようと説得されても…
英ニュース専門局スカイニュースのレギュラーコメンテーター、ジョナサン・サチェルドーティ氏は、英大衆紙「デイリー・エクスプレス」の取材にコメント。メーガン妃が発表したビデオメッセージは、コロナ禍で苦しむ女性たちの支援に“ふさわしくない”と断じた。
同氏はまず、動画の撮影場所について「その豪華絢爛なライフスタイルをまったく隠していません」と言及。椅子にかけられた約20万円の「エルメス」ブランケットや子どもの星座ネックレス、巨大なデスクやその上に置かれた大きな水晶など、超高級品に囲まれていることを指摘した。
そして、「それが彼らの望む生活であれば、それはそれでいい」とする一方で、謙虚さや堅実さが見えない豪邸から「40分を使って人を助けよう」と説得されても、その金満なイメージゆえに「恵まれない人を助けましょうというメッセージは伝わらない」と苦言を呈した。
確かにチャリティを“金持ち自慢”のようなロケーションから訴えられても賛同は難しく、場合によってはひんしゅくさえ買ってしまうだろう。
同氏は妃のビデオメッセージが対象にうまくリーチしない理由について、「ハリー(ヘンリー王子の愛称)とメーガン(妃)の場合、言うこととやることが違います。特に“思いやり”という言葉に関した時はそれが明確です。私が思うにたぶんその理由は、コンサルタントやアドバイザーに言われた通りにしているからではないでしょうか」と推察。動画が夫妻によって十分に考え抜かれたものではないとの見方を示した。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)