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ヘンリー王子夫妻 ネトフリ動画制作に新プロデューサーを採用 今後目指す方向性とは
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ヘンリー王子とメーガン妃が、ネットフリックスと巨額契約を結んだことが報じられて間もなく1年。しかし未だ作品は1本もリリースされていない。また、正式な制作発表が行われたのも、王子が後援する「インビクタス・ゲーム」に参加するアスリートを追ったドキュメンタリーと、妃の子ども時代をモデルにしたと言われるアニメシリーズ「Pearl(仮題)」の2本だけだ。最近ではそんな夫妻の仕事ぶりに「莫大な契約金と見合っていない」との厳しい声もある。そんな批判を払拭するためか、夫妻が新たに人気テレビドラマのプロデューサーを雇用したことが明らかになった。
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実績十分のプロデューサーと“感動を呼ぶドラマ作り”
ヘンリー王子夫妻の“新人事”について報じたのは、米エンターテインメント情報誌「ハリウッド・リポーター」。同誌は現地時間10日、米人気テレビドラマ「FARGO/ファーゴ」や「レギオン」に携わっていたニシカ・カンブル氏が、夫妻の映像制作プロダクション「アーチウェル・プロダクション」に加わったと伝えた。
同誌によると、直近では米俳優ラシダ・ジョーンズとウィル・マコーマックのプロダクション会社で制作担当のヴァイス・プレジデント(主任補佐)を務めていたという。
アーチウェル・プロダクションはすでに、動画制作プロデューサーに米アカデミー賞ノミネート経験を持つベン・ブラウニング氏と契約したことを発表済み。カンブル氏はブラウニング氏の元で、具体的な番組制作に関わっていくとみられ、ネットフリックスと密接に連携して“感動を呼ぶドラマ作り”に励むそうだ。
確かにカンブル氏の経歴を疑う余地はないだろう。ただ、ヘンリー王子とメーガン妃が視聴者に一体何を提供したいのか疑問は残る。もしもメーガン妃が女優として出演するドラマを制作したら、ネットフリックスも諸手を挙げて大歓迎だろうが、今のところ妃の女優復帰は完全否定されている。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)