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ヘンリー王子長女の洗礼式 米国で実施すれば「騒ぎ起こらない」 専門家が指摘
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メーガン妃ヘンリー王子森昌利ロイヤルファミリーリリベットちゃん
6月4日に米国で生まれたヘンリー王子夫妻の長女リリベットちゃん。誕生直後から洗礼の場所と日時が大きな注目を集め、王子が英国での実施を希望していることや、今秋に英国帰国する可能性を報じたメディアもある。だが一方で、ある王室専門家はそんなシナリオを疑問視。「米国で行われる」と見解を示し、話題になっている。
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「米国ならどんな洗礼式を行っても騒ぎにならない」
リリベットちゃんの洗礼式が米国で行われると主張したのは、王室コメンテーターのリチャード・フィッツウィリアムズ氏。同氏は英大衆紙「デイリー・エクスプレス」に対し、その根拠を語った。
同氏が根拠とするのは、長男アーチーくんの際に醸した物議だ。この時、ヘンリー王子夫妻は洗礼式を異例の非公開で行ったばかりか、ゴッドペアレンツ(名付け親)の公表も拒否した。
これを踏まえて同氏は、「メーガン(妃)の母国でなら、どんな洗礼式を行なってもアーチー(くん)の時のような騒ぎは起こりません」と述べ、“自分流”を貫きたい夫妻が米国で洗礼を行えば、かつて起こった批判をかわすことができるとした。
確かに6月4日の誕生発表以来、リリベットちゃんの写真は未だに公開されておらず、もちろん“王室引退”した2人に長女をお披露目する義務もない。
ただし、ヘンリー王子は現在も英王位継承順位6位の王子であり、その長女のリリベットちゃんは8位。順位1桁の王女が、イングランド国教会の首長であるエリザベス女王の前で洗礼式を行わないことは異例中の異例だ。
王室を引退してからも自由を探して“自分流”を貫く2人。洗礼式を英国で行いあくまで王室との関係を重視するのか、それとも米国で行い自由を主張するのか。王子夫妻の決断に注目したい。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)