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ヘンリー王子夫妻には「気分を害して飽きている」 豪州でも人気凋落の原因を専門家指摘

公開日:  /  更新日:

著者:森 昌利

ヘンリー王子とメーガン妃【写真:AP】
ヘンリー王子とメーガン妃【写真:AP】

 家族であるロイヤルファミリーに対する批判が原因で、英国での好感度低下が止まらないヘンリー王子とメーガン妃。最近の英メディアでは、オーストラリアにおける2人の不人気ぶりを伝える記事も目立っている。2018年10月のロイヤルツアーで同国を訪問した際は、妃の第1子妊娠が発表された直後だったこともあり、熱狂的な歓迎を受けた夫妻。しかし、わずか3年足らずで「大勢の人たちが気分を害し、飽きている」とまで語られているようだ。

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プライバシーの“ダブスタ”がオーストラリアでも話題に

 オーストラリアからのヘンリー王子夫妻批判といえば、「スカイニュース・オーストラリア」のプレゼンターで元ラグビーオーストラリア代表コーチのアラン・ジョーンズ氏が記憶に新しい。「リリベット・ダイアナ。この名前はバカげている」と言い放つなど強い調子で語り話題になった。

 今回は同局で同じくプレゼンターを務めるアンドリュー・ボルト氏と現地日刊紙「オーストラリアン」の記者ソフィー・エルスワース氏だ。英大衆紙「デイリー・スター」が掲載した記事によると、2人はヘンリー王子がドキュメンタリー撮影チームを連れて年末に英国へ帰国予定という報道に触れ、プライバシーに対する夫妻の矛盾した考えに疑問の目を向けた。

 同紙によると、まずはボルト氏が「謎を説明してもらえますか?」と質問。詮索好きのメディアから逃れてプライバシーを守るために英国を脱出した2人が、善行を撮影するために撮影隊を引き連れて英国に帰ってくるという状況について、「私は少し戸惑っています。彼らと私のプライバシーの定義はどういうわけか違っているのですか?」と続けた。

 すると、エルスワース氏は「ええ、私(の定義)もです。本当にこのナルシストの特権カップルがやっていることは、自分たちにスポットライトを当てることばかりなんですから」などと応じて、王子のプライバシーに関する矛盾を批難。「一般でも大勢の人たちがこの2人が言うことに気分を害し、飽きています」と、オーストラリア国民の思いを代弁した。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)