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ヘンリー王子またもプライベートジェット利用 王室作家「あまりに大きすぎる偽善」

著者:森 昌利

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ヘンリー王子【写真:AP】
ヘンリー王子【写真:AP】

 メンタルヘルスに関する問題と地球温暖化こそ、人類が現時点で直面する“最も重要な課題”と世界に訴えるヘンリー王子。5月に配信が開始されたApple TV+のドキュメンタリーシリーズでも「今の子どもたちは(温暖化が進む)世界で成長しなければならない。それは極めて憂鬱な話だ。どこの国で生活していても、最近は気候の変化で山火事、洪水が起こっている」と、環境保全を唱えた。ところがその一方で、王子本人がまたもプライベートジェットを利用したと話題になっている。

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地球温暖化に警鐘を鳴らし続ける“エコ戦士”のはずが

 ヘンリー王子は現地時間19日、米コロラド州でポロのチャリティマッチに出場。王室と縁が深い競技だけに英メディアはこぞってこれを報じ、チームメイトとのツーショット写真で満面の笑顔を浮かべる王子の姿と併せて話題を呼んだ。

 しかし、英大衆紙「ザ・サン」が掲載した記事によると、試合後の王子は主催者の1人で自身もポロのプレーヤーである大富豪の友人、マーク・ガンジー氏所有のプライベートジェットを利用。コロラド州アスペンから豪邸があるサンタバーバラまで、快適な2時間のフライトを楽しんだという。

 同紙によると、この豪華プライベートジェットは20人乗りで、機体価格は4500万ポンド(約69億3000万円)。まさに特権階級ならではの移動手段だ。

 一方で同紙がこの記事で使った表現を借りるなら、王子は地球温暖化に警鐘を鳴らし続ける“エコ戦士”でもある。そのため、王室作家のトム・クイーン氏は今回の行動について、「これまでハリー(ヘンリー王子の愛称)が温暖化について語ったことすべてが無意味になるほど、あまりに大きすぎる偽善」と真正面から強烈な批判をぶつけている。

 そして「ハリーは自身が(環境問題について)世界をリードするべき人間と考えているようですが、どうやら自分の行動には無頓着なようです」と続けて、王子のプライベートジェット利用を皮肉った。

 王子とメーガン妃は王室時代の2019年にプライベートジェット多用を批判されたが、王子は「全体のフライト数からすればほんの1%にも満たない回数。(プライベートジェット使用は)家族の安全を優先した」と自身を弁護。一方、兄のウイリアム王子は同時期に一家5人で、また2015年にも自身が英ロンドンとスコットランド間の移動に格安航空会社を利用して話題になった。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)