からだ・美容
ふかふかな腟になる! 乾燥・臭い・ムレ予防…腟ケアの基本3ステップとは
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教えてくれた人:森田 敦子
腟ケア2:「骨盤底筋」を鍛えて女性ホルモンを補う
年齢を重ねていくと、どうしても筋肉は衰えていきます。骨盤の底にある筋肉の総称「骨盤底筋」を鍛える腟トレも腟ケアの1つです。
女性ホルモンの分泌は加齢とともに量が減少していきます。なぜ筋肉が必要かというと、減っていく女性ホルモンを補うホルモン「マイオカイン」を出しているから。つまり筋肉は、腟をいい状態にするために必要な存在なのです。
「マイオカインは筋肉ホルモンの総称で、中でも臀部から太ももにかけての一番大きい筋肉から分泌されると言われています。運動が分泌を促すため、例えばその部位に負荷をかけてトレーニングをするなど、筋肉に刺激を与えることも腟ケアにつながります」
また、筋肉を支え、ひいては体の土台になっている骨の強化も忘れずに! 女性ホルモンの1つである「エストロゲン」には、骨からカルシウムが溶け出すことを抑制する働きがあります。女性ホルモンの分泌が減るとその働きが弱まって骨密度が減少し、骨粗しょう症になる可能性もあるため、骨の強化も大事です。
筋肉と骨は加齢とともに衰えていきますが、「仕方がない」と思うのではなく鍛えることでどちらも強化することができます。
腟ケア3:やっぱり快感も大切!
「そして、忘れてはいけないのは、快感です。触れたり触れられたり、いわゆるボディコミュニケーションを取ったり、プレジャーアイテムを用いたりなど、快感を起こすことは腟に良い影響を与えてくれます。快感と向き合うことは、恥ずかしいことでも、隠すことでもありません。女性として誇りを持つことは、腟ケアとフェムケアの始まりでもあります」
お肌と同じように腟も老化していくことを考えると、20~30代でも腟ケアを始めるのに早いということはありません。例えば、デリケートゾーン用のオイルで1か月間保湿ケアを続けるだけで、腟周りは潤ってプリッとしてくるそうです。
ふかふかな腟、腟周りが良い状態は、さまざまなトラブルを防ぐことにもつながります。この機会に始めてみてはいかがでしょうか。
株式会社ツインプラネットが運営するフェムテック情報共有サイト。《毎日をイキイキと、自分らしく過ごす》ため、《自分のカラダについての“知らなかった”をなくす》ことを目的に、女性の健康に関するコンテンツを公開している。
(フェムテックtv・木川 誠子)
森田 敦子(もりた・あつこ)
株式会社サンルイ・インターナッショナル代表。フランス国立パリ13大学で植物薬理学を本格的に学ぶ。帰国後は植物研究に基づいた知見を社会に提供するため、デリケートゾーン&パーツケアブランド「アンティーム オーガニック」の処方・開発を担当する他、「ルボア フィトテラピースクール」を主宰。2020年に女性の一生をサポートするトータルライフケアブランド「Waphyto」を立ち上げる。私生活では42歳で自然妊娠・出産。著書多数。