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エリザベス女王の多忙な10月 重要公務に同行するロイヤル4人は納得の顔ぶれ
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現在のエリザベス女王はスコットランドのバルモラル城で夏季休暇中。公務復帰は1か月先の10月だが、バッキンガム宮殿はこのほど10月と11月のスケジュールを発表した。相変わらずの多忙ぶりと、女王をサポートするため同行するロイヤルの顔ぶれが話題になっている。
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公務復帰から重要公務が連続
アンドリュー王子のスキャンダル再燃やヘンリー王子夫妻の“新たな発言”とも言える非公式伝記の加筆改訂版など、エリザベス女王の夏季休暇中も騒動が続く英王室。心安らかに休んでいただきたいと願うファンは多いだろうが、休暇が明けた10月からの女王は複数の重要公務に臨むようだ。その多忙さはもちろん、複数の英メディアは女王に同行するロイヤルの顔ぶれをこぞって報じている。
まずは10月2日、スコットランド議会第6会期の開会式。前回2016年のフィリップ殿下に代わって女王に同行するのは、チャールズ皇太子とカミラ夫人だ。皇太子夫妻はそれぞれロスシー公爵とロスシー公爵夫人というスコットランドの称号を有しており、スコットランド議会の公式ウェブサイトなどにはこの名前で記されている。
次は10月7日、2022年に開催される「コモンウェルス・ゲームズ」に向けた「クイーンズ・バトン・リレー」のスタートセレモニー。前回と同じくバッキンガム宮殿の前庭での開催、同行も同じ三男エドワード王子だ。だが、前回2017年はフィリップ殿下も同行しており、やはりここでも殿下の不在を感じる場面があるかもしれない。
ちなみに「コモンウェルス・ゲームズ」とはコモンウェルス(英連邦)各国の代表選手による4年に1度のスポーツ大会で、2022年の開催地は英バーミンガム。開催の前年にスタートする「クイーンズ・バトン・リレー」は聖火リレーのような位置づけとなり、公式ウェブサイトによるとバトンは294日間をかけて各国をめぐるという。
礼拝にはアン王女が同行 昨年の公務数は何と148件
10月12日、英ロンドンのウェストミンスター寺院で執り行われるサンクスギビング(感謝祭)の礼拝には長女アン王女が同行する。英大衆紙「デイリー・エクスプレス」が掲載した記事によると、2020年に王女がこなした公務は148件にも上ったそうだ。
また同紙は、今年71歳を迎えた王女に仕事量を減らすというプランはないようだとも伝えている。70歳を記念して行われた昨年のインタビューでは、今のところ引退する計画がないことを明らかにしていた。
その背後には恐らく、女王の多忙ぶりがある。今回発表された女王のスケジュールを見ると、10月は先に挙げた以外にもウェールズ議会の開会式と「グローバル・インベストメント・サミット」の記念レセプションが、また11月1日は第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)のレセプションも予定されている。これだけ働いている95歳の母より先に引退など、勤勉な王女が考えるはずもないだろう。
そんな王女をはじめ、次期国王夫妻のチャールズ皇太子とカミラ夫人、妻のソフィー妃とともにその“安定感”で支持を集めているエドワード王子。王室が何かと騒動に見舞われる中、女王を支える4人のロイヤルは“納得の顔ぶれ”と言える。常に女王を敬い、そして支える各人の姿も10月からの見どころになるかもしれない。
(Hint-Pot編集部)