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ヘンリー王子の賞味期限は「あと10年」 専門家が指摘するウィンザー公爵との類似性

著者:森 昌利

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バハマ総督時代のウィンザー公爵【写真:Getty Images】
バハマ総督時代のウィンザー公爵【写真:Getty Images】

 1936年、離婚歴のある米国人と結婚するために英国王の地位を捨てたエドワード8世。その華麗な着こなしで現在もトラディショナルファッションのお手本とされる粋人だが、最終的には移住先のフランスでひっそりとその生涯を閉じた。有名ドキュメンタリー作家がそうした寂しい晩年とヘンリー王子の将来が“重なる”と語り、話題になっている。

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「ちょっとした有名人だが気まずい客」という寂しい立場に?

 英国王エドワード8世が“王冠をかけた恋”で退位を選んだ結果、弟であるエリザベス女王の父がジョージ6世として即位した流れはロイヤルファンならよくご存じだろう。退位の翌年からはウィンザー公爵となったが、自由な帰国が許されないなど、英王室とは不和に近い関係が続いた。

 それでも欧米の社交界ではハイクラスのセレブであり、優雅な生活やメディアへの露出、各国要人との交流は継続。1940年からはバハマ総督を5年間務め、回顧録も出版した。しかし、60年代からは複数の病に苦しみ、1972年にフランスで死去している。

 英大衆紙「デイリー・メール」が掲載した記事によると、ドキュメンタリー作家であり王室関連の動画コンテンツメディア「トゥルー・ロイヤリティTV」を主宰するニック・バレン氏は米FOXニュースに出演。ヘンリー王子とメーガン妃が「これ以上自分たちを王室から疎外し続ければ、“ちょっとした有名人だが(招待した場合)気まずい客”という寂しい立場に追い込まれるかもしれません」と発言した。

 この“招いて気まずい客”というのはウィンザー公爵のこと。同氏は、自我を押し通したことで周囲に疎まれた祖母の伯父とヘンリー王子の状況が「非常に似通っている」と主張した。

 ウィンザー公爵は王室時代から趣味人として知られ、ファッションの世界にも大きな影響を与えたとされる洒脱な人物。人気者だったにもかかわらず離婚歴のある米国人女性と結婚するために王室を離脱し、のちに回顧録も出版した。その歩みはヘンリー王子と奇妙なほどに一致している。

 バレン氏はそんなウィンザー公爵も晩年は時代に忘れ去られたかのような“過去の人”になったことを前提に「10年後にハリー(ヘンリー王子の愛称)とメーガン(妃)がどうなっているか? 歴史家の中にも同じ指摘をする人がいるように、きっと(ウィンザー公爵と)同じことが起こります」と語った。

 また最後にドキュメンタリー作家として、王子夫妻は「ウィンザー公から学ぶべき」とも発言。そうでなければと「歴史から取り残されることになる」と警告している。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)