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ヘンリー王子夫妻の非公式伝記 改訂版のダイアナ元妃命日発売は「悪趣味」 専門家批判

著者:森 昌利

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ヘンリー王子とメーガン妃【写真:AP】
ヘンリー王子とメーガン妃【写真:AP】

“メーガン妃のチアリーダー”ことオミッド・スコビー氏と米国人ジャーナリストのキャロリン・ドゥランド氏が共同執筆したヘンリー王子夫妻の非公式伝記本。昨年8月の発売バージョンに今年3月放送の暴露インタビューやフィリップ殿下死去といったストーリーが加わった加筆改訂版(英語版のみ)は英米で8月31日に発売されたが、その日付に強い批判が出ている。

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命日発売に「誰も気がつかなかったということはあり得ない」

 8月31日に発売されたヘンリー王子夫妻の非公式伝記「Finding Freedom(日本語版「自由を求めて ハリーとメーガン 新しいロイヤルファミリーを作る」扶桑社刊)」の加筆改訂版(英語版のみ)。3月放送の暴露インタビューやフィリップ殿下死去に関するストーリーなどが追加され、その内容は発売前から大きな話題を呼んだ。

 英大衆紙「デイリー・エクスプレス」が掲載した記事によると、王室コラムニストのジュリア・ハートレイ・ブルワー氏は英大衆紙「デイリー・メール」のウェブメディア「メール・プラス」が公開した動画コンテンツ「パレス・コンフィデンシャル」に出演。ダイアナ元妃の命日に出版したことは「非常に計算高く、悪趣味」と語り、強く非難した。

「命日というのは家族にとってその人を偲ぶ日です。ダイアナ(元妃)が亡くなった日の出版に誰も気がつかなかったとは考えにくく、(この日に出版するという決断は)本当に気味が悪いし、実に不快です」

 元妃は王子が心から愛した母親であり、その命日に本の出版を捧げるという考え方もあるのかもしれない。しかしこの非公式伝記は暴露本の側面もある。しかも今回は王室引退に加え、王室を激しく攻撃した3月放送のインタビューを正当化する内容で、民衆のプリンセスの命日にふさわしい内容とは言いがたいだろう。

 もちろん非公式伝記であり、出版にヘンリー王子夫妻は関わっていない。しかし何かと元妃の威光にすがっているようにも見える2人。そうしたクセのようなものが、擁護派のスコビー氏にも伝染してしまったのだろうか。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)