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話せば話すほど…婚活アプリで結婚詐欺未遂に遭った女性 対面時に覚えた違和感
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心の中のツッコミは止まらず けどプレゼントは気が利いている?
「今日は楽しかったです」
食事会の後はメッセージアプリで他愛のないやりとりが始まり、「これでようやく自分にも『商社マンの駐在マダム』という輝かしいゴールが見えてきた」と期待に胸躍らせる日々に。
しかし、また小さな引っかかりが……。それは食事の日に渡した手土産のタブレットがきっかけでした。まずは「これリピートになるわ」と机の上に置かれたタブレットの写真が届き、翌日にはLINEギフトで有名カフェチェーン店のドリンクチケットも送られてきました。
しかし、やはり納得いかない部分が。実はこの男性、タブレットを渡した時にも「??」という表情で、今回のメッセージでは「タブレット」が「Tablet」と英語なのに、「ディーン・アンド・デルーカ」が「ディールデルーカ」になっていました。「読めないとはニューヨーカーじゃないな。ってか、米国に行ったこともないね」と。
「ディーン・アンド・デルーカ」は日本でもメジャーですが、ニューヨークのマンハッタンでは待ち合わせ場所にも使われるようなランドマーク的存在。ニューヨーカーで知らないなんてあり得ない話です。ますます疑惑は深まりました。
とはいえ、「有名カフェのドリンクをプレゼントしてくれるなんて気が利いている」と自分をごまかしたのです。
露骨にお泊まりアピール 引きながらも2回目のデートを約束
その後もやりとりを続けたところ、彼は仕事で海外とやりとりをしているため、「時差の関係で土曜日は会議があり忙しい」とのこと。「週末に会いませんか」とメッセージが届き、「土曜日はお客さんと会食がある」や「日曜日なら泊まれる」「月曜日は“オンライン出張”の時間以外なら大丈夫」とか……そんなことが書かれていました。
いやいや、泊まらないし! それに“オンライン出張”って何? あと土曜に会食とかないし、しかも今はコロナ禍だし……。
そこで「週末は仕事がある」とスルーし、会うのは平日に。すると、当日の夕方に普段着で来ることを伝えるメッセージが届きました。文末には「よろぴこ」という一言が。
そこで私は「よろぴこって、かなり古くない?? ますます○○大っぽくないんだけど……」と、嫌な予感が大きくなったのでした。次回は、私服で現れた男性との2回目のデートについて、数々の疑念を綴ります。
<続く>
(五十嵐 べる)