国内ニュース
夫選びで大事な条件 離婚経験者は「優しさと優柔不断の見極めが大事」
公開日: / 更新日:
「結婚したい」と考えている女性は、結婚相手の見極め方や、決め手に悩むことも多いでしょう。「この人と結婚して本当に幸せになれるのか?」は、実際のところ結婚してみないと分からない部分も大きいものですが、できれば前もってリスクは避けたいところです。結婚と離婚を経験している30代女性たちはどのようにして結婚を決めたのか、調査の結果から見てみましょう。
◇ ◇ ◇
「結婚の決め手」離婚経験者と既婚者で順位に差
株式会社ネクストレベルが運営する「マッチングアプリ大学」は2021年1月、30代女性の既婚者(初婚の相手と婚姻関係が継続している人)99人と離婚経験者79人に対して「結婚の決め手」に関するアンケート調査を実施しました。(離婚経験者も「既婚者」ですが、本記事ではアンケート実施企業が発表した記載に準じます)
結婚した年齢は、既婚者1位が「25歳」(24.2%)で既婚者平均は「26.9歳」。離婚経験者平均も「26.2歳」で差はほとんどありませんが、20歳以下が既婚者は1.0%、離婚経験者は10.1%でした。また相手と出会った場所は既婚者1位が「職場・仕事上の知人」(25.3%)、2位「友人の紹介」(21.2%)、離婚経験者1位が「友人の紹介」(31.7%)、2位「職場・仕事上の知人」(26.6%)でした。
ここまでは既婚者と離婚経験者にあまり大きな差はありません。そこで「結婚の決め手」を尋ねる設問を見てみましょう。
【結婚の決め手(既婚者:離婚経験者)】
1位「優しい・穏やか」54.5%:同32.9%
2位「自分を大切にしてくれる」54.5%(※同率で1位):「直感」31.6%
3位「一緒にいて楽しい」49.5%:同26.6%
4位「真面目」45.5%:「顔が好み」22.8%
5位「価値観が合う」41.4%:「浮気しなさそう」20.3%
6位「浮気しなさそう」40.4%:「自分を大切にしてくれる」19.9%
このうち「直感」と「顔が好み」は既婚者でそれぞれ31.6%と19.2%で上位5つには入っていません。容姿は相手を好きになる要素の1つではありますが、年齢とともに多かれ少なかれ変化していく部分でもあります。重点を置きすぎてしまうと、「昔はこうじゃなかったのに」とため息をつくことになる可能性もありますよね。
また、結婚生活を送る上で特に重要だと思われる項目についても差が見られます。例えば「価値観が合う」(41.4%:11.4%)、「他人への気遣い」(30.3%:5.1%)、「子どもが好き」(22.2%:2.5%)、「金銭感覚が合う」(21.2%:2.5%)など。価値観や金銭感覚が違うと、生活をともにする上で衝突の場面が増えると考えられます。
また、他人への気遣いと子ども好きには通じる部分もあると言えるでしょう。親兄弟・友人との関係や子作りの計画、出産後の育児協力などで、自分以外の考えを尊重する面がない場合は、大きくすれ違うポイントになる可能性が高いものです。