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ヘンリー王子とメーガン妃に“ブーイング”!? 英テレビ賞会場で流れたVTRに野次と嘲笑
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英ロンドンのO2アリーナで9月9日、英テレビ界におけるビッグイベント「ナショナル・テレビジョン・アワード」の授賞式が行われた。今回で26回目を数えるテレビ界の祭典は英民放ITVで生中継されたが、英国のお茶の間には“届かなかった音声”があったという。それは、同局が3月に放送したヘンリー王子とメーガン妃のインタビュー番組が場内に流れた際の出来事だった。
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「ある観客が大声で野次を飛ばすと場内には嘲笑の渦が」
今年の「ナショナル・テレビジョン・アワード」は英俳優でテレビ司会者、コメディアンのジョエル・ドメットを司会者に、コロナ禍前のように対面で賞を授与するリアルイベントとして開催。数々のテレビスターたちがロンドンのO2アリーナに集まった。
英大衆紙「デイリー・メール」が掲載した記事によると、このイベント中にヘンリー王子とメーガン妃が出演したインタビュー番組の映像が流された。だが、その瞬間に場内で巻き起こったのはブーイングだったという。
テレビ中継を見ている一般家庭には流れなかったというが、会場にいた観客は「過去1年間の印象的なテレビ映像を紹介するコーナーで、ハリー(ヘンリー王子の愛称)とメーガン(妃)の姿が映った瞬間、明らかなブーイングが起こりました。まるでパントマイム劇で悪役が登場したのかと思いました」と証言した。
また会場にいた匿名希望のセレブリティも「メーガンがスクリーンに現れた瞬間、観客からブーイングが起こりました。そしてある観客が大声で野次を飛ばすと、場内には嘲笑の渦が広がりました。英国では明らかに、それほど人気者ではないようです」と、同様の内容を証言している。
エリザベス女王の好感度が依然として高い現在の英国で、しかもエンターテインメントのお祭り的イベントで王室メンバーにブーイングが飛ぶのはよほどのことかもしれない。また会場のO2アリーナは欧州でも最大級のイベントスペースで、コロナ禍前の収容人数は最大で2万人超。今回の来場数は不明だが、この広大なスペースで聞こえるほどのブーイングが巻き起こるのは異例ともいえる。
ヘンリー王子夫妻はどこかでしっかりと軌道修正して、王室と和解するのが得策だと思われる。だが、王子の回顧録出版発表でも明らかなように、今後も暴露と批判を継続する方針のようだ。これでは英国での人気下落にも、なかなか歯止めはかからないだろう。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)