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アンドリュー王子 米国で弁護士ドリームチーム結成か 裁判文書すでに“送達”と原告側
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バージニア・ジュフリー(旧姓ロバーツ)さんがアンドリュー王子を相手取り、米ニューヨーク州マンハッタンの連邦地裁に民事訴訟を起こしてから約1か月。現地時間7日には王子がエリザベス女王の休暇先に「逃げた」とする報道もあったが、その数日後にはゲストを招いて狩猟に興じていたことが分かった。さらに、王子側が「逃げて」いたはずの裁判文書受け取りも、原告側の弁護団は完了を主張している。
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条約に基づき「適切に送達」されたことが保証できると原告側
この訴訟は米国内で米国人が英国在住の英国人を訴えているため、訴状と召喚状の受け渡しはハーグ送達条約に基づく必要がある。これまでの報道ではアンドリュー王子側が受け取りを拒否し続けていると伝えられていたが、原告側が裁判所に提出した文書によって“受領済み”であることが明らかになった。
複数の英メディアによると、提出された文書は実際に“渡した”人物であるセザール・オーガスト・セプルヴェダ氏による宣誓供述書。現地時間8月27日、英ウィンザーにある王子の公邸ロイヤル・ロッジの門で警備責任者が受け取ったという。
また他の文書では、弁護士を務めるデイヴィッド・ボイズ氏のチームは8月12日、王子側弁護士だと“信じる理由がある”弁護士5人と王子にメール送信。別の日に国際宅配便でも送付したという。ちなみに、送信に使った王子のメールアドレスは一般公開用のものだった。ジュフリーさん側は以上により、条約に基づき「適切に送達」されたことが保証できるという。
だが、英大衆紙「ザ・サン」は情報筋の話として、王子側は文書が英国の裁判所職員を介して受け渡されるべきであり、今回は適切な方法ではなかったと主張していることを伝えた。さらに英大衆紙「デイリー・メール」が掲載した記事によると、王子側は米国時間13日にリモートで予定されている最初のヒアリングを欠席する予定だという。
また同紙は別の記事で、王子側が米国で弁護士の「ドリームチーム」を結成したと報じている。情報筋は同紙に対し、チームの顔ぶれは人々を驚かせるだろうと予測。切れ者揃いのチームであり「アンドリュー(王子)を含めた全員の間で、この訴訟は法廷へ持ち込まれる前に破棄されるという大きな自信がある」という。
その根拠は、2009年にジュフリーさんがサインしたジェフリー・エプスタイン被告(2019年死亡)との合意書。金銭を伴う和解により友人や同僚、スタッフを訴えないことに同意したと伝えられている。
「サン」紙によると、王子は11日、滞在中のバルモラルでゲストと狩猟に興じていたという。バルモラルの情報筋は同紙に対し、王子は「何も起こらなかったかのように」過ごし、「一部の疑わしいゲストとともに射撃パーティーを主催するとはエリザベス女王に無礼です」と批判的な見方を語った。ちなみに「疑わしいゲスト」とは近年、国内での人権侵害が報じられているバーレーンの王子を指しているという。
(Hint-Pot編集部)