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8歳で保護された元ボスねこ “しょっぱい顔”をしたかわいい理由とは「抱きしめたくなる」

著者:Hint-Pot編集部

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“しょっぱい顔”で毛布をモミモミする釿汰くん(画像はスクリーンショット)
“しょっぱい顔”で毛布をモミモミする釿汰くん(画像はスクリーンショット)

 ねこってこんなに表情豊かだったの!? と驚いてしまうほど、拗ねたおかおが愛らしい元保護ねこをご紹介します。約8歳で保護されるまで、地域のボスねことして君臨していたという「釿汰(キンタ)」くん。そうとは思えないほど、今では飼い主さん一筋のねこちゃんです。そんな釿汰くんがしょっぱい顔をしたかわいすぎる理由とは。飼い主のねこかます(@nekokamasu)さんに話を伺いました。

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人気の地域ねこだった釿汰くん 推定8歳頃に保護

 白ねこの「麿白(マロシロ)」くんと「シャオリン※」くん、キジトラの「時雉(トキジ)」くん、三毛の「翡文(ヒフミ)」くん、茶トラの「参瑚(サンゴ)」くんと「チャー坊」くん、そして今回の主役である釿汰くん。ねこかますさんはこの個性的な7匹のねこたちと暮らしています。

 釿汰くんは昨年1月に保護されたばかりで、推定年齢は9歳。元々はとある住宅街の一角に住み着いたボスねこだったそうで、通学途中の小学生や近隣純民からは「トラ」、「きなこ」、「キンタ」など、さまざまな名前で呼ばれてかわいがられていました。ちなみにねこかますさんはずっと「茶トラ兄」と呼んでいたそうで、今でもその名残で「豈(アニ)」という別名があるそうです。

 そんな釿汰くんとねこかますさんが出会ったのは、2014年2月頃のこと。大雪の後、縄張りの匂いが消えて困っている釿汰くんに道案内をしてあげたことがきっかけで、道端で会えば一緒にお散歩をする仲になったそうです。また、同年末には釿汰くんが負傷。病院へ連れていき治療してあげたことから、さらに仲が深まっていきました。

野良ねこ時代【写真提供:ねこかます(@nekokamasu)さん】
野良ねこ時代【写真提供:ねこかます(@nekokamasu)さん】

 しかしその後、ねこかますさんは引っ越しをすることに。それを機に保護することも考えましたが、街のアイドルねこだった釿汰くんを連れていくのは心苦しく、「街に生きるのも一つのねこの生き方」と考えて断念しました。

「前の住居付近にはねこの用事もあって、引っ越し後も月に2、3回は足を向けていましたが、釿汰との遭遇頻度はかなり低かったです。2017年から19年までの2年間で会えたのは、恐らく6回程度でした」

 それでも釿汰くんは、遠くからねこかますさんを見つければ駆け寄ってきてくれたり、ねこかますさんが住んでいた家の玄関前で現れるのを待っていたりと、変わらず慕い続けてくれました。

 そして時が経ち、2020年1月。この日、ねこかますさんは久々に釿汰くんと会うことができました。すると、釿汰くんの様子がいつもとは少し違ったそう。その動きは“どうしても離れたくない”という意思表示に感じたといいます。

 ねこかますさんは「うちに来るか? なら、時間はかかるが待ってろ」と釿汰くんに声をかけ、すぐに保護へと動くことに。ボランティア仲間に捕獲するための洗濯ネットや移動用のペットキャリーを借りて保護を試みたそうです。すると、釿汰くんはまったく抵抗することなく洗濯ネットに収まり、すぐさま病院へ。検査中もおとなしくすべてを受け入れていました。ねこかますさんの引っ越しから3年半後のことでした。

※本来は漢字のお名前ですが、常用漢字ではないためカタカナで表記。