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ヘンリー王子夫妻の写真は「修正しすぎ」 米誌飾った3枚に英国で辛口コメント続出
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米雑誌「タイム」は米国時間15日、毎年恒例の「世界で最も影響力のある100人」を発表。その結果が掲載された号の表紙にヘンリー王子とメーガン妃のバージョンがあることも分かり、大きな話題を呼んでいる。しかし大西洋を渡った英国では、最近の人気凋落ぶりを象徴するかのように、発表と同時に公開された写真3枚に対してまさに“酷評”といえる声が沸き起こっているようだ。
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「この写真は誰が支配しているのかを隠しようがない」
「タイム」誌の「世界で最も影響力のある100人」は、毎年の選出結果が世界で報じられるスペシャル企画。日本からは今年、野球の大谷翔平選手とテニスの大坂なおみ選手、建築家の隈研吾氏が選出され、大きな話題になった。
一方で英国は、ヘンリー王子とメーガン妃の選出に加え、2人が7種類発行される表紙のうち1つに登場していることもニュースに。白い服を着た妃の後ろから黒い服を着た王子が寄り添うという表紙用カットの他、モスグリーンの服を着た2人が手をつないで邸宅の庭を歩くカット、同じ服装の2人が並んでカメラを見据えているカットの計3枚が公開されたが、大衆紙各紙の報道を見ると評判はよろしくないようだ。
まずは「ザ・サン」。英国でトップの売り上げを誇る大衆紙は、ウェブ版に公開した記事でSNS上のコメントを拾った。記事の見出しになったのはそれらにあった「(写真が)ぎこちない」という一言だ。また、「ワオ、この写真は多くを物語っている。誰が支配しているのかを隠しようがない」と、2人の関係を象徴していると主張するコメントにも注目した。
またロイヤリストに支持されている「デイリー・メール」は、写真がフォトショップで修正されていると指摘するSNS投稿に注目。「ひどいレタッチ(修正)作業。彼ら(ヘンリー王子とメーガン妃)はCGに見える」などの内容を紹介した。
読者投稿欄でも修正が指摘された写真に対し「2人と同じく偽物」といったストレートなコメントが。また「影響力がある? 笑ってしまう。この国ではほとんどの人間から不誠実だと軽蔑されているのに」「今日はエイプリルフール?」「申し訳ないけど『最も嫌われている』カップルの間違いでは?」などなど、強烈な批判が連なっている。
「デイリー・ミラー」では、グラフィックの専門家である自社のデザイナー、クリス・ハニーセット氏が登場。「退屈そうな」表情をしたヘンリー王子が「ろう人形のように見える」と語った言葉が記事の見出しを飾った。
同氏は「最も注目に値するのは、いつもならカメラの前でリラックスしている2人を非常に固く不自然に撮影したこと」とズバリ。さらに、いつもの写真なら王子は40歳前らしい目尻のシワなども自然に写されているとした上で、「それがここでは滑らかになり、彼は自分自身のろう人形のように見えます」と、過度な写真修正を指摘した。
また以上のメディアは、王子の“増えた髪の毛”も指摘。「サン」紙が掲載した別記事は、「カツラをかぶっているのか? 写真を修正したのか?」「この写真、いいじゃない。特にハリーの髪の毛はワオ!」といったコメントがSNS上に並んだと伝えている。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)