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アンドリュー王子 孫の誕生にも立ち会えず 訴訟から始まった“隠遁生活”は継続へ

著者:森 昌利

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アンドリュー王子【写真:AP】
アンドリュー王子【写真:AP】

 8月9日、米国人女性のバージニア・ジュフリー(旧姓ロバーツ)さんに米国で民事訴訟を起こされたアンドリュー王子。だが、9月7日にはエリザベス女王の休暇先であるスコットランドのバルモラルへ移動し、「逃げ込んだ」と話題になった。そして18日には、長女のベアトリス王女に第1子女児が誕生。王子にとって2人目の孫だが、何と長女夫妻がいる英ロンドンには移動せず、今後もスコットランドにとどまるという。

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「身を潜めてすべてをやり過ごした方がいい」と弁護団が助言?

 この訴訟は米国内で起こされているため、ハーグ送達条約に基づき“外国人”のアンドリュー王子には訴状などの裁判書類が「適切に送達」される必要がある。先には「適切に送達済み」とするジュフリーさん側と異論を唱える王子側の初回ヒアリングにおける攻防も報じられたが、英大衆紙「デイリー・メール」は現地時間21日、王子側がついに送達の事実を受け入れたと伝えた。

 当の王子は7日、ロンドン郊外の公邸からエリザベス女王の休暇先であるスコットランドのバルモラルへ移動。そのまま事実上の“隠遁生活”が続く中、18日は長女ベアトリス王女がロンドン市内の病院で第1子女児を出産した。

 しかし、英大衆紙「ザ・サン」が掲載した記事によると、王室関係者はアンドリュー王子が「バルモラルから離れないことを極めて明確にしました」と証言。長女の出産にも立ち合わず、これからも“隠遁生活”を続ける意向だという。

 ちなみに、7日のバルモラル城入りに付き添った元妻のセーラ元妃は、長女出産の知らせを受けて800キロ南のロンドンへ駆け付けたという。

 またこの関係者は、アンドリュー王子が1日1000ポンド(約15万3000円)の費用がかかる弁護団から「身を潜めてすべてをやり過ごした方がいいとアドバイスを受けていたようです」とも述べた。

 訴訟が起こされ、裁判書類の受け取りを拒否しているという報道が流れ始めた時から、複数の王室専門家は王子と王子の弁護団に対し苦言を呈している。先日も王室作家のロバート・ジョブソン氏は英大衆紙「デイリー・ミラー」に寄稿したコラムで、裁判書類が「適切に送達」されたかをめぐる攻防について「かつてこれほどまで茶番劇に見えたものはない」と言い切っていた。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)