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メーガン妃批判が吹っ飛んだ アンドリュー王子のスキャンダルが英国に与えたインパクト【前編】

公開日:  /  更新日:

著者:森 昌利

アンドリュー王子【写真:Getty Images】
アンドリュー王子【写真:Getty Images】

エリザベス女王を悩ませる次男 1980年代の“ファブ4”に向けられた英国民の怒り

 英国でのロイヤルファミリーの話題は尽きない。日本でも、エリザベス女王をはじめキャサリン妃やウイリアム王子、メーガン妃やヘンリー王子などの言動が注目される。2019年はロイヤルファミリーにとって「波乱の一年」だったともいえる。ヘンリー王子、メーガン妃の長男誕生というめでたいニュースはあったが、浪費などによる夫妻へのバッシング、さらにはメーガン妃夫妻の話題を吹き飛ばすかのように、女王の第3子アンドリュー王子の「事件」で英国内は騒然となった。年は明け2020年になったが、王子のスキャンダルはおさまりそうにない。なぜアンドリュー王子が英国民に問題視されているのか。93年に渡英、ロンドン市内の出版社勤務の経験もあり、つねに現地の話題や情報の最先端に身を置く、英在住のライター・森昌利氏に、寄稿してもらった。前半をお届けする。

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ケンブリッジ公爵夫妻やサセックス公爵夫妻よりも注目 質の悪い醜聞で

 日本で英王室のどんな情報が報じられているかを見ると、やはり何と言っても“ファブ4”の存在の大きさだ。“ファブ4”とは、「ファビュラス(素晴らしい)な4人組」という意味で、ウイリアム王子とキャサリン妃のケンブリッジ公爵夫妻とヘンリー王子とメーガン妃のサセックス公爵夫妻のことを指す。英国王室史上最大のスーパースターと言っても過言ではない、ダイアナ元妃の忘れ形見の兄弟とその美しい妻のふたり。そこにかわいらしい子ども達も次々と誕生し、その成長の記録にもファンから熱い注目を浴びている。

 しかも昨年は、ケンブリッジ公爵夫妻とサセックス公爵夫妻の個性が明確に分かれた一年だった。そのコントラストが様々なストーリーを生んで、世界中のロイヤルファンをワクワクさせると同時に、時には激論も戦わせた。2020年も引き続き、この4人は世界で話題に上がるだろう。とにかく華々しい話題にこと欠かない。

 しかしながら今現在、英国で最も注目を集める王室メンバーといえば、アンドリュー王子である。残念なことに非常に質の悪い醜聞で注目を集めてしまっているのだが、英メディア上では連日あの手この手でこのスキャンダルが論じられている。