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フィリップ殿下の追悼番組に「正気か?」 視聴者が怒りを見せた理由とは

著者:森 昌利

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アンドリュー王子【写真:AP】
アンドリュー王子【写真:AP】

 米国人女性のバージニア・ジュフリー(旧姓ロバーツ)さんに8月9日、米国で民事訴訟を起こされたアンドリュー王子。王子は9月7日に英ロンドン郊外の公邸からエリザベス女王の休暇先であるスコットランドのバルモラルへ移動し、現在まで事実上の“隠遁生活”を続けている。そのため同18日に長女ベアトリス王女がロンドン市内の病院で第1子女児を出産しても立ち会えず。そんな王子だが、英公共放送BBCが現地時間22日に放送したフィリップ殿下追悼番組に出演。視聴者からの反応が話題になっている。

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公務を事実上“引退”した次男アンドリュー王子が出演

 エリザベス女王とフィリップ殿下の第3子であり、次男のアンドリュー王子。BBCの殿下追悼番組でインタビューに応じた王子は「私の子どもたち(ベアトリス王女とユージェニー王女)は祖父(フィリップ殿下)と素晴らしい関係を築いていました」と証言した他、王子自身が殿下からスポーツや車の運転を習ったエピソードなど、亡き父の“子煩悩ぶり”を紹介した。

 しかし、そんな王子のインタビューは視聴者にとって不評だったようだ。英大衆紙「デイリー・スター」がSNS上の反応を伝えた。

 同紙によると、王子のインタビューが放映された次の瞬間、ツイッター上は「BBCは正気か?」「彼(アンドリュー王子)を出演させることが許されると思っているとしたら、本当に失望だ」「アンドリュー(王子)が出てきた! 信じられない」など、“怒りの投稿”であふれたという。

 アンドリュー王子にとっても、フィリップ殿下は愛する父親。追悼の言葉を送る権利はあるだろう。しかし、身の潔白を主張しながら訴訟を起こされると“隠遁生活”に。ほとぼりが冷めるのをひたすら待っている姿勢に英国民が嫌悪感を抱いていることは否めない。

 逃げ回れば逃げ回るほど疑惑は深まり、王室への風当たりも強くなる一方だろう。プラチナ・ジュビリー(エリザベス女王の在位70周年記念イベント)が来年に迫る中、アンドリュー王子の存在は大きな暗雲のように王室に暗い影を落としている。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)