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大雨警報の日にずぶ濡れだった子ねこ 保護2日目の寝顔に11万人悶絶 「かわいいの塊」
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人の温かさを求めていたのでしょうか。保護からたった2日で心を許し、人間の膝の上でウトウトと寝落ちする子ねこの動画に11万人が悶絶しています。大雨の中、子ねこを救った保護主さんに話を伺いました。
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体重はたった280グラム びしょ濡れで倒れていたあめちゃん
トロンととろけるようなおめめをした1匹の子ねこ。「当時、保護2日目にして人間の膝の上で寝落ちする元野良ねこです」と説明が添えられています。映っているのは、里親募集中の子ねこ「あめ」ちゃんです。
保護主さんは居住地域に大雨警報が発令されていた8月13日、あめちゃんを保護しました。保護時は体重がたったの280グラム、推定で生後3週間ほどでした。
「大雨が降っている中、外出しようと外へ出ると鳴き声が聞こえました。その時点では、雨の音などでねこかどうかもよく分からなかったのですが、気になってしまい声の主を探して20メートルほど歩きました。すると、道路の隅っこで大粒の雨に打たれ、びしょびしょになって震えているあめちゃんを発見したのです」
周囲に親ねこや兄弟ねこがいる様子はなく、保護主さんはひとまず自宅へ連れ帰ることに。家庭の事情であめちゃんを迎えることはできないと分かっていましたが、「とにかく助ける以外の選択肢は思いつかなかった」といいます。それは、現場に居合わせた保護主さんの家族も同じでした。
「ねこを飼ったことはなく、保護後のケアは手探りでした。まずは、雨で体温が下がり切って震えるあめちゃんの体を温めるために、お湯を張って体を洗って乾かしてあげました。また、体には何十匹ものノミが付いていたため、体を温めながら1匹1匹取り除くことにしました」
さらに困ったことも。保護した日はお盆中だったため、診察してくれる動物病院がなかなか見つからなかったそう。しかも、かろうじて見つけた病院も休診時間中。夕方の診察受付までに数時間ありました。
「待っている間、あめちゃんは疲れて眠ってしまったのですが、その間も息をしているか心配で、ずっと様子を見守りました」