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ヘンリー王子夫妻 プライベートジェット利用で猛批判 「これは偽善」と王室作家
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米ニューヨークを訪問し、久しぶりに対面で公の場に登場したヘンリー王子とメーガン妃。米同時多発テロ跡地や国連本部への訪問、ライブ出演といった活動は、大ニュースとなって世界を駆けめぐった。しかし、新型コロナウイルスワクチンの公平分配や環境保全を訴えておきながら、カリフォルニアへの帰路はまたも問題のプライベートジェットを利用。以前も批判を受けただけに、今回も複数の英メディアから強い非難が巻き起こっている。
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「2人の偽善に対するワクチンが必要だ」とメーガン妃の“天敵”
まずは英大衆紙「ザ・サン」。「エコ戦士の偽善者ハリー&メーガン」という強烈な見出しで、プライベートジェットから降り立った2人が同行スタッフと抱き合う写真を掲載。さらに王室作家のペニー・ジュナー氏による強烈な批判も添えた。
ジュナー氏は「これは偽善です。(ニューヨークとロサンゼルス間には)一般のフライトが山ほどあります」と語り、単刀直入に2人のプライベートジェット利用を非難した。
さらに「なぜ彼ら(ヘンリー王子とメーガン妃)がスーパースターを気取らなくてはならないのか、理解できません。ハリー(ヘンリー王子の愛称)の父親も兄も一般のフライトを利用することで知られています。これは自分たちがこれまで大量に発してきた環境保全のメッセージに背くこと。自ら墓穴を掘るのと同じ行為です」と続けて、2人のダブルスタンダードを単純明快に非難した。
またメーガン妃の天敵ピアーズ・モーガン氏は英大衆紙「デイリー・メール」にコラムを寄稿。出演したライブイベントでロックスターのように観客を煽り、新型コロナウイルスワクチンの公平分配を訴えた王子夫妻に対し、「2人の偽善に対するワクチンが必要だ」と強烈な皮肉でプライベートジェットの利用をやめない夫妻を非難した。
さらに同紙は、11月に王子が再びニューヨークを訪問する予定だと報じる別記事で「きっとまたプライベートジェットをチャーターするに違いない」とチクリ。こちらもまた強烈に王子夫妻の偽善を皮肉っている。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)