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メーガン妃は少女時代の憧れ ヘンリー王子は人生の悲劇 今も続くダイアナ元妃の影響
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数ある“ダイアナ元妃本”の中でも有名なものといえば、90年代前半に出版された「Diana:Her True Story」(日本語版タイトル「ダイアナ妃の真実」)。元妃が自ら語った衝撃的な自叙伝として大ベストセラーになった。その著者であるアンドリュー・モートン氏が英大衆紙にコラムを寄稿。元妃に憧れたメーガン妃が“奇妙なほどの類似性”を見せているなどと記して話題になっている。
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「プリンセス・ダイアナになりたがっていた」米国の少女
世界に深い悲しみを与えた“パリの悲劇”から24年。輝かしい個性の持ち主だったダイアナ元妃は多くの人々に影響を与え、時には個人の人生を左右するほどの存在だったといえる。その最たる例はヘンリー王子とメーガン妃なのかもしれない。
英大衆紙「デイリー・メール」は「ダイアナがハリーとメーガンの結婚における“しがらみ”である理由」というモートン氏のコラムを掲載。2人の生活がいかにダイアナ元妃から強い影響を受けているかという内容が話題を呼んでいる。
まず同氏は、元妃の“パリの悲劇”がメーガン妃にとって、とてつもなく大きな衝撃だったと記す。
幼なじみのスージー・アルダカーニさんによると、メーガン妃はスージーさんとともに1981年に執り行われたチャールズ皇太子とダイアナ元妃のロイヤルウェディングのビデオを観て育った。元妃にインスパイアされた2人の少女は、恵まれない家庭の子どもたちのために、服やおもちゃを集めたという。
しかもメーガン妃は、スージーさんの母親から何とモートン氏が執筆した元妃の自叙伝をプレゼントされ、愛読書にしていたという。
またもう1人の幼なじみであるニナキ・プリディさんは、少女時代のメーガン妃がロイヤルにご執心で、「プリンセス・ダイアナになりたがっていた」と話している。
ダイアナ元妃の非業の死はメーガン妃16歳の時。友人とともにその葬儀の模様を、固唾を飲んで見守ったそうだ。
ところがメーガン妃は3月放送のインタビューで、ヘンリー王子と出会う前は英王室に対する知識がまったくなく、恋人となっても王室に関して調べもしなかったと話している。これらの幼なじみの証言はそんな妃のコメントと相違が生じているが、これもモートン氏の取材成果だろう。
その後の妃は大学に進学し、女優になってブロガーとしても成功。さらには女権運動をはじめ、人権運動家としても頭角を現した。これらの原点がダイアナ元妃であることは想像にかたくない。