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キャサリン妃 メーガン妃と絆を築くエネルギーなかった 新刊で明かされる“9つの事実”

公開日:  /  更新日:

著者:森 昌利

ウイリアム王子とヘンリー王子 兄弟の確執はどこから?

4. ウイリアム王子、弟夫婦が名付け親の好評を拒否したことに困惑
 2019年5月にヘンリー王子夫妻の長男アーチーくんが誕生。その2か月後に洗礼式を受けたが、王子夫妻はゴッドペアレンツ(名付け親)の公表を拒否した。名付け親のカップルは真の友人だが公人の立場にないため名前の公表は控えたいという理由だ。

 だが、アーチーくんは王位継承権7位。ウイリアム王子はそんな立場のロイヤルベビーだけに名付け親の公表は王室の義務であると感じ、公表拒否に対して王室メンバーの中でも特に戸惑ったという。

5. ウイリアム王子の安堵
 2019年、南アフリカツアーを終えたヘンリー王子夫妻は年末までの休暇を発表し、長男アーチーくんを連れてカナダのバンクーバーに向かった。この休暇に対し、ウイリアム王子は安堵したという。なぜなら、メーガン妃はツアー中に受けたインタビューで王室内での孤独を示唆。さらにヘンリー王子もウイリアム王子との確執をほのめかしていた。

6. 兄弟の確執はウイリアム王子のいじめが要因?
 モートン氏は王室と夫妻の関係が悪化したのは、ヘンリー王子が主導していたが、実際に非難されたのはメーガン妃だったと指摘。また、ルイ王子を妊娠中で体調が優れなかったキャサリン妃の“冷たさ”と、ウイリアム王子の“いじめ疑惑”が兄弟仲を引き裂いたとしている。

 無論、ウイリアム王子は「これまでに家族の誰に対してもいじめを行ったことはない」と強く否定。また兄弟の共同声明では「メンタルヘルスに関する問題に深い関心を抱いている兄弟にとって、このように扇動的な言葉を使うことは非常に不快感を与え、悪影響を及ぼす可能性がある」との声明を発表している。

チャールズ皇太子とダイアナ元妃 ヘンリー王子夫妻との関係は

7. ダイアナ元妃がヘンリー王子とメーガン妃の結婚生活に深く影響
 体験した出来事の詳細は大きく異なるが、ダイアナ元妃もメーガン妃のように王室の伝統と格式に息苦しさを感じていた。モートン氏はそんな“民衆のプリンセス”の存在が、ヘンリー王子夫妻の“王室引退”に大きく影響しているという。妃の幼なじみによると妃は元々ダイアナ元妃のファンで、ダイアナ元妃とチャールズ皇太子の結婚式ビデオを一緒に見て育ったという。

8. メーガン妃、王室内には不親切で嫉妬深い人物がいる
 モートン氏は、メーガン妃がエリザベス女王とフィリップ殿下を除いた王室メンバーの中に「不親切で嫉妬深い人物がいることを見つけていた」と記述。妃と王室メンバーの間には、結婚当初から不穏な空気が漂っていたとしている。

9. ヘンリー王子、チャールズ皇太子のコロナ感染で父との距離を縮めていた
 ヘンリー王子は“王室引退”後、父チャールズ皇太子とも音信不通になったと伝えられている。しかし2020年3月に皇太子のコロナ感染が報じられると、自ら電話をかけて父の病状を案じた事実があるという。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)