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拾い集めたどんぐりを放置したら…“恐怖体験”描いた漫画に共感の声 「今でもトラウマ」
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子どもの頃にどんぐりを集めたことのある人は多いでしょう。せっかく拾い集めたものは、持ち帰りたくなりますよね。ところが、この行為には“大きなリスク”もあることをご存じですか? 幼少期のどんぐり集めで発生した「恐怖体験」を描いた漫画が話題になっています。スマホ用漫画サイト「よもんが」で育児漫画を連載している作者のるしこ(@39baby_com)さんに話を伺いました。
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漫画を読んでゾッとした人も 「先週末にたくさん持ち帰ってきたのですが…」
幼少期には「例に漏れず」どんぐり集めに夢中だったというるしこさん。ある年の秋にも、妹とともに「宝物のように集めては持ち帰った」のだそう。
しかしその後、るしこさんの母親が悲劇に見舞われます。持ち帰ったどんぐりは物置になっていた部屋の片隅に放置され、忘れ去られていました。しばらくして、その部屋に入ってきた母親が掃除機をかけようとすると、白い粒のようなものが。
「あれ? こんなところに米粒がいっぱい」とつぶやき、よく見てみると……その恐ろしい正体に母親は思わず絶句。米粒の正体はあくまでも“ご想像にお任せします”状態ですが、心当たりがある人たちにとってはぞっとするオチです。
この「恐怖体験」を描いたるしこさんに話を伺いました。
Q. 今回のテーマを描いた理由を教えてください。
「毎年この時期になると思い出します。息子はあまり物を持ち帰ることをしない子だったのですが、今年は『どんぐり拾う!』というので久しぶりに持ち帰り、煮沸したついでに描きました」
Q. このトラウマを息子さんや配偶者にお話ししたことはありますか? その時の反応も教えてください。
「私は『どんぐり=幼虫!』という印象が強いですが、息子にとっては公園や道端に落ちている面白い木の実です。息子の興味や好奇心を削ぐのは違うなぁと思ったので、息子とは一緒にどんぐり拾いを楽しんでいます(虫が入っていると言ったところで気に留めなさそうではありますが……)。夫にはたぶん話したことがあると思いますが、日常会話の1つとしてだと思うので反応は覚えていません」
Q. どんぐりの煮沸方法を教えてください。
「5~10分ほど茹でて日陰で干しています。今のところ“中の方たち”は出てきていないです」
Q. 大きな反響となりましたが現在のお気持ちをお聞かせください。
「幼少期に同じトラウマを作ったという方が結構多くて、『自分だけじゃなかったんだ』と安心(?)しました。また『知らなかった』『今家にどんぐりがたくさんある……』という方が『急いで煮沸します』とおっしゃっていたので、お出ましになる前に対策が間に合っていると良いな……と思っています」
回答の中にも登場していますが、るしこさんの母親が米粒と勘違いしたのは、どんぐりの中から出てきた白い幼虫。ゾウムシの仲間だそうです。ゾウムシがまだ熟していないどんぐりの内部に産卵し、孵化した幼虫は中身を食べて成長。大きくなると殻を破って外に出てくるのだそう。大量のどんぐりから、大量の白い幼虫が這い出てきている――。その光景を想像しただけでゾッとしますよね。
この漫画をるしこさんがツイッターに投稿すると、大きな反響が。自身の体験と重ね合わせる人も多く、「今でもトラウマです……」「どんぐりあるあるですね」「先週末親子でホクホク顔でたくさんどんぐり持ち帰ってきたのですが……」などとコメントがつきました。
るしこさんが実践しているように、持ち帰ったどんぐりは茹でたり、冷凍したり、塩水につけたりすることで、中にいる幼虫を処理できるのだそう。「恐怖体験」をしないように、しっかり対策したいですね。
(Hint-Pot編集部)