自我が芽生え、自己主張が激しくなる2歳児。元気いっぱいに一日のスタートを切ってもらうためにも、朝ごはんをしっかり食べてほしいところですよね。とはいえ、“子ども心と秋の空”……食べさせるだけで一苦労な日も多々あるのではないでしょうか。そんな時、ぜひ真似したいアイデアがツイッター上で話題を呼んでいます。投稿者のまるた（@070kcW1ZbhU1Ky0）さんに話を伺いました。

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毎朝テンションの低い息子が真剣に選んでくれるように

　忙しい朝は親も子も機嫌良く過ごしたいもの。しかし、2歳11か月になるまるたさんの息子さんは、朝起きるとテンションが低かったそうです。そんな愛息のためにまるたさんが導入したのは、手作りの「モーニングメニュー表」でした。

　パステルグリーンのストライプ地にポップ体のひらがな、そしてカラフルなイラスト。まるで絵本のようにかわいらしいデザインです。イラストは温かみのあるタッチで人気の有名フリー素材サイト「いらすとや」からダウンロードしたものを使用しました。

　まるたさんによると、息子さんにこのメニュー表を渡すと「んー……」と少し悩み、真剣に考えながら「これと～」と答えてくれるそう。そして注文を取ったあとに「少々お待ちくださーい」と伝えれば、「はーい！」と良い返事が。そうしたやりとりもとても「かわいい」のだとか。

「かわいいお子見てテンション上げたい親にもおすすめ」として、まるたさんはメニュー表の写真をツイッターに投稿。すると1.9万件もの“いいね”が集まる大反響を呼びました。

　また、リプライ（返信）欄には「win-winの素敵なライフハック！」「や、優しい……素敵ママすぎます」「ままごとアイテムで市販品レベル」「真似したい！」など、称賛の声が殺到しています。

愛息の反応が一番良かったのは「段ボール製巨大踏切」

　まるたさんにモーニングメニュー表のこだわりや献立について、詳しく話を伺いました。

Q. 手作りのモーニングメニュー表を作ったきっかけは？
「息子に毎朝、納豆かパンか現物を見せて選んでもらっていたんです。けどある時、『他にも選択肢があったらどんな反応するのかな？』と思ってメニュー表の作成を思いつきました」

Q. こだわりは？
「いらすとやさんが好きなので『それで作りたい！』と思った点です。インターネットで『メニュー表』を画像検索して、たくさんのメニュー表から雰囲気を参考にさせてもらいました」

Q. 11種のメニューはどのような基準で選ばれましたか？
「実はどれも開けるだけ、かけるだけの簡単メニューです。いつも食べているメニューに、ちょっと背伸びしたメニュー（ホットケーキやサンドイッチ）を加えました。背伸びメニューは『選ばれるかも!?』という緊張感があって、私が楽しいかなと……（笑）。とはいえ、ホットケーキは冷凍、サンドイッチも卵を焼いてハムと挟むだけです」

Q. パパはこのメニュー表を見てどのような反応でしたか？
「夫は褒め上手なので、『天才じゃない!?』とすごく褒めてくれました！（笑）」

Q. モーニングメニュー表を導入したのはいつからですか？　現在も息子さんのテンションは毎朝上がっていますか？
「10月初めから導入しました。早起きした日でも眠たい目をこすりながら、ニコニコとうれしそうに選んでくれています。でも欲張りなので、ごはんだけで2、3個選んじゃうこともしょっちゅうです」

Q. これまでにも手作りして息子さんが喜んでくれたものを教えてください。
「いろいろ作ってきましたが、一番反応が良かったのは息子の大きさと同じくらいの段ボール製巨大踏切でした」

Q. モーニングメニュー表を応用するアイデアを教えてください。
「季節やイベントごとに“期間限定メニュー”を増設するのも楽しそうかなと思っています」

Q. 大きな反響を呼びましたが、心に残った感想や届いた声を見て感じたことを教えてください。
「皆さん、お褒めの言葉ばかりでうれしかったです。子どもの朝ごはんイヤイヤ問題はみんな一緒なんだなという安心感と、大人用のメニュー表も素敵だなと思いました。もう少し育児に余裕ができたら、大人用にもチャレンジしてみたいです！」

（Hint-Pot編集部）