からだ・美容
“美容”的ゴールを目指す日本と“健康維持”が目的の米国…ダイエットに見える意識の違いとは?
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学校の授業がオンラインに 家庭内で訪れた変化
我が家はコロナ禍前から相変わらずです。私は家族とトレイルやキャンプに出かけるだけでなく、子どもの通学(米国では基本的に親が学校まで付き添います)で一緒にウォーキングし、その後は15分ほどヨガをします。夫はガレージジム(ガレージにワークベンチを置いている)での筋トレと、週末のランニングを継続中。コロナ禍になってからの変化といえば、車を1台減らしたことです。
車を減らしたのは、子どもたちの学校が授業をオンラインに切り替えたからでした(ロサンゼルスでは事故や事件に巻き込まれないよう、高校卒業まで親が学校への送り迎えをするのがほとんどです)。
今年9月から実際の登校が再開されましたが、車を1台にして不便な点は今のところ見つかっておらず、夫は現在も自転車通勤を楽しんでいます。
日本よりも車社会で外食文化が強い米国での生活は、意識しなければ運動も食事も偏りがちです。私たち夫婦は日本で育ったため、米国の環境や文化を当たり前に感じている子どもたちとの暮らしの中で、食と体との向き合い方をどうしても深く考えさせられます。
さて、母であることとは別に、現在の私は主に発酵食やデトックスなど食を通じたお仕事をさせていただいています。その一つが自然食のアドバイザーです。アスリートや産前産後の方を対象に、毎日の食事についてだけでなく、ナチュラルなサプリによるコンディションやパフォーマンスの維持・向上の方法を伝えしています。
次回は健康的なダイエットと実際の活動について、自然食のアドバイザーとしての視点からお話ししようと思います。
(小田島 勢子)
小田島 勢子(おだしま・せいこ)
ナチュラリスト。結婚を機に2004年に南カリフォルニア州へ移住し、3人の女の子を米国で出産。ロサンゼルスの片田舎でバックヤードに鶏たちと豚のスイ、犬のトウフとともに自然に囲まれた生活を送る。母になったことをきっかけに食や環境の大切さを改めて感じ、できることからコツコツと、手作り調味料や発酵食品、スーパーフードやリビングフードを取り入れた食生活をメインに、食べるものは「できるだけ子どもと一緒に作る」「残さない」がモットー。2015年に「RUSTIC」を設立。日本で取得した調理師の知識や経験を生かして食のアドバイザー、ライフスタイルのコーディネーターとして活動。日米プロスポーツ選手やアクション映画俳優の身体作りのアドバイザー、みそ、お酢、漬け物など発酵食品作りの講師、創作料理のケータリングなど幅広い分野で活躍。
https://rusticfarmla.com/