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メーガン妃の公開書簡 指摘内容は「正しい」と王室記者 一方で「王室の力をそぐ」との懸念も

著者:森 昌利

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メーガン妃【写真:AP】
メーガン妃【写真:AP】

 かねて政治家転身の可能性が報じられるなど、政治的な活動に熱心なメーガン妃。最近では米議会宛てに送った公開書簡が大きな話題になった。そんな妃の活動について、英ラジオ局の司会者が「王室の力をそぐことになる」と指摘し、話題になっている。

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「妃の口出しを不快と感じる国民は多いと思う」

 メーガン妃の政治的活動に対する発言で注目を集めたのは、英ラジオ局「TalkRADIO」で番組司会者を務めるクリスト・フーファス氏。同局の王室担当記者ルパート・ベル氏と交わした会話を英大衆紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。

 番組では、ベル氏が今回の公開書簡について「米国の有給休暇法は他の国と比べてかなり後れを取っています。そこを彼女(メーガン妃)が指摘したのは、極めて正しいことです」と高い評価を下した。

 しかし同氏は「メーガン妃は米国人で発言の権利があるといえども、妃の口出しを不快と感じる国民は多いと思う」とも続けた。この発言を受けフーファス氏は、妃がこうした政治的活動を展開することについて「王室の力が少しずつそがれていく」と危惧した。

 確かに米国人とはいえ、妃は王位継承順位6位のヘンリー王子と結婚し「サセックス公爵夫人」の称号を持つ立場。主要王族から離脱したといっても、その称号を使った公開書簡で政治的な問題に介入するとなれば、英国王室の政治的中立を揺るがし、その公平な立場と権威に傷を付けることにもなりかねない。

 またフーファス氏は、ネットフリックスをはじめとする世界的企業との巨額契約や書籍の出版といった経済活動も「王室の力をそぐ要因」だと指摘した。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)