どうぶつ
元保護ねこが“肉球の匂い”にやみつき! 「私もくんかくんかしたい」と羨望の声
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肉球がたまらなく好き! という愛猫家は多いと思いますが、ねこさんの中にも“肉球フェチ”がいるようです。思い切り指を広げて肉球の香りを嗅ぐ元保護ねこの姿が4000件以上の“いいね”を集めるなど、ツイッター上で話題になっています。「私もくんかくんかしたいぃー!」「あ~~やみつきになるやつぅ~」「何とも言えない素敵なショット」など、羨望の声が殺到。飼い主のはちゅちゅ@NTHK NO.0034(@hachu85)さんに話を伺いました。
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7年前に保護を決意 親子3匹で幸せに暮らすにぃたんくん
4000人超の笑いを誘ったねこの名は「にぃたん」くん。家族からは愛情を込め「にぃに」と呼ばれている7歳の男の子です。話題になったのは、後ろ足を大きく広げ肉球の間を熱心に嗅ぐ姿。飼い主さんによると、にぃたんくんはとても感情豊かな子で、家族にいつも笑いを提供してくれるそう。「目指せ!! “お笑い芸猫”です」と笑います。
飼い主さんはそんなにぃたんくんと7年前、職場近くで出会いました。とある公共施設に親ねこと弟ねこの3匹で住み着いていたにぃたんくんの元には、毎日お昼頃になるとかわるがわる人が来て、食べ物を与えてくれていたそうです。
そのおかげもあってか、にぃたんくんは比較的順調に成長。しかしその一方で、もう1匹の子ねこはにぃたんくんの半分ほどの大きさしかありませんでした。しかも瞳は白濁しており、かなり弱々しい状態だったといいます。
保護することなく無責任に餌付けをする人たちに対し、モヤモヤとした感情を抱きつつも、しばらくはその親子ねこたちを見守ることにした飼い主さん。すると数週間後、親子ねこの近くには「ねこにごはんをあげないで!」という注意喚起の看板が。
「保健所が呼ばれてしまうかもしれない! 呼ばれなくてもチビねこは生きていけないかもしれない」――3匹まとめて保護するのは、とても勇気のいることでした。しかし、命の選別をすることはできません。やらずに後悔だけはしたくないと思った飼い主さん。施設の職員さんの協力を仰ぎ、無事にお母さんねこの「あずき」ちゃんと小さな弟ねこ「ちびちゅけ」くんとともに、にぃたんくんをお迎えしました。
保護後、子ねこ2匹は里子に出すことも考えたそう。しかし、紆余曲折あり、7年経った今でも3匹は一緒に幸せに暮らしています。にぃたんくんは飼い主さんからの愛情をたっぷり受け、3匹で一番の飼い主さん好きに。お母さんにも弟にもやきもちを焼く、甘えん坊さんに成長しました。
「部屋の中だけで過ごしてもらっているので、温度管理をするなど毎日快適に、かつ楽しく過ごしてもらえるようにしています。ねこたちが何をしたいのか、何を要求しているのか、なるべく分かってあげられるように心がけていますね」
飼い主さんは「動物たちみんなが安心して暮らせる世界になってほしい」と語ります。これからも個性豊かなにぃたんくんたちとともに、末永く幸せに楽しく暮らしていってくださいね。
(Hint-Pot編集部)