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メーガン妃 サプライズプレゼントでまたも賛否両論 「これって何かの冗談?」
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米国議会に宛てた公開書簡で注目を集めたメーガン妃が、ヘンリー王子と立ち上げた財団「アーチウェル」を介して非営利団体職員に“サプライズプレゼント”を贈り話題になっている。そのプレゼントとはコーヒーチケット。職員を中心に称賛の声が上がった一方、非難の声も出ているようだ。
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有給の家族休暇を目指す団体職員へコーヒー券をプレゼント
メーガン妃は先月、米議会への公開書簡を発表。働く親たちのために育児休暇などを整備するよう訴えた。第2子リリベットちゃんの誕生で気付いた“子育てのための有給休暇”の必要性や「4ドル55セント(約570円)のサラダバーで育った」という幼少期の貧困体験を綴ったことも注視を集めたが、今回は新たな動きが話題になっている。
それは、スタッフに「スターバックス」のコーヒーチケットを贈ったこと。SNSで広まったのち大々的に報道され、賛否の声が上がっている。
英大衆紙「デイリー・メール」が掲載した記事によると、妃は財団「アーチウェル」を通じて、非営利団体「PL+US(Paid Leave for the U.S)」のスタッフ一人ひとりにスターバックスのコーヒーチケット25ドル(約2875円)分をプレゼントしたという。
同団体は有給の家族休暇や医療休暇を求めて活動。“残業の助けに”と贈られたこのサプライズプレゼントを、コミュニケーションズ・ディレクターであるニール・スロカ氏が自身のツイッターで明かした。
スロカ氏は「サセックス公爵夫人(メーガン妃)が、#SavePaidLeave(実現を目指す制度)のために残業している『PL+US』のスタッフ全員に、数杯のコーヒーを買ってくれた」と感謝の投稿。「信じられないほど上品で……必要なことだと思います。彼女が制度を勝ち取るために私たちを支えてくれることを知りました」と感激と興奮を綴っている。
ところが、このメーガン妃の心遣いが報じられると、SNS上の声はまたも賛否両論に。「メール」紙によると、擁護派は「小さな親切がメーガン(妃)のトレードマーク。この小さな親切が積み重なって大きな違いで生まれるもの」とする書き込みをはじめ、「これも彼女の魔法のようなタッチ」「メーガンはいつも他人を思いやっている」という投稿が続き、妃を称えている。
一方のアンチ派も黙っていない。「(メーガン妃の)寄付はSNSで拡散してほしくて25ドル与えたのに。25ドルで騙されるなんて哀れだね」「これって何かの冗談? せめて1人につき25ドルは使ってくれたでしょうね?」「コーヒーだけ? それでこんなにメディアが扱い、SNSでも話題になるなら本当に大儲け」と投稿。日本円で15億円といわれる豪邸住まいでプライベートジェットも使う妃の“小さな親切”を皮肉った。
ちなみに「PL+US」の公式ウェブサイトでは、21名のスタッフが写真付きで紹介されている。さらに経営陣が7名おり、トータル28名。確かにこの全員に25ドルのコーヒー券を配布しても700ドル(約8万500円)。妃にとってはわずかの出費だと思われる。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)