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新型コロナ 症状以外に大変だった“意外なモノ”とは 異変を感じてから退院までの実録

著者:Hint-Pot編集部

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かかって痛感……新型コロナ感染後の苦しみとは(写真はイメージ)【写真:写真AC】
かかって痛感……新型コロナ感染後の苦しみとは(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 全国での一日の感染者数が200人を切り、重症者数も徐々に減少してきているとはいえ、脅威であることに変わりはない新型コロナウイルス。「第5波」のピークだった8月に感染した関東在住のHさんにとっても、50歳にして人生で初めて「死」を覚悟した瞬間だったといいます。その苦しみは想像を絶していたそうですが、感染後に待っていたのは……。知りたくてもなかなか知る機会がない“アフターコロナ”の実態を伺いました。

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自宅療養で回復の兆し見えず、保健所からの連絡もなぜか途絶え…

【1. まさかの感染】
 私が体の異変を感じたのは8月中旬。「第5波」の感染者数がピークだった時期でした。38度以上の熱が出始めてから3日間は自宅で様子を見ましたが、回復の兆しが見えないため4日目に病院でPCR検査。翌日に陽性判定の連絡を受けました。これ以前に旅行もしておらず、外出したといっても近所に買い物に行ったくらい。感染経路は不明です。

【2. 保健所からの連絡】
 近隣に病床の空きはなく、ひとまずは自宅療養。すぐに保健所から連絡が来ました。まず指示されたのが「療養サポート」というLINEグループへの登録。毎朝8時前にメッセージが届き、現在の体温とパルスオキシメーターで計測した血中酸素飽和度を記入する仕組みです。パルスオキシメーターは陽性判定を受けてから2日後に、保健所からレンタルで送られてきました。

 LINEで届くメッセージは問診のようなもので、このフォームを送信すると早ければ1時間後、遅くとも2~3時間後くらいに保健所の担当者から直接電話が来て、具体的にどんな状態かを聞かれました。

【3. 致死レベルの数値】
 しかし、なぜか4日目から一切電話がなくなりました。咳こそ出ていなかったものの、息苦しさは増すばかり。それでも、こちらからの電話はまったくつながらない。今思えば、感染のピークにあたる時期だったので、保健所の方も手が回らなくなっていたのだろうと思います。

 熱は下がらず、血中酸素飽和度が90を切ることもありました(一般的に94以上なら許容範囲。90を切ると危険レベル)。何も食べられない、眠れない、熱も下がらない、の三重苦。解熱剤もあっという間になくなり、市販の薬を飲んでも効きません。回復の兆しはまるでなく、どこか楽観していた自分も「もうダメかもしれない」と思うようになっていました。