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エリザベス女王が休養中に小旅行 車の助手席で微笑む姿が撮影される
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現地時間10月29日、さらに2週間の休養をとることが発表されたエリザベス女王。その健康状態は英国内外の注目を集めているが、11月1日に公開された第26回気候変動枠組条約締約国会議(COP26)のビデオメッセージでは、いつもと変わらない姿を披露している。また同日、自らの運転でウィンザー城内をドライブする姿も報じられた。続いて4日には、ヘリコプターでサンドリンガム城へ移動。最新の目撃報道によると、車の助手席に座って笑顔を見せていた。その訪問先は、愛する亡き夫との思い出が残るコテージだったという。
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フィリップ殿下の元隠居先へ車で移動
エリザベス女王は一晩の検査入院と「数日の休養」に続き、医師の新たな助言に従って2週間の休養に入っている。バッキンガム宮殿の発表によると、公務は「一部のリモート公務および軽いデスクワーク程度」のものに限定され、第一次世界大戦の戦没者を追悼する13日の式典にも欠席が決まった。だが同時に、女王にとって翌14日の礼拝への出席は「依然として確固たる意志」と強調している。
健康状態に関する懸念が広がる中、女王はCOP26のビデオメッセージに出演。フィリップ殿下の写真と並んで語る様子は、英国内外に安心感をもたらした。そして4日はヘリでノーフォーク州のサンドリンガム領に移動。英大衆紙「デイリー・メール」などが掲載した記事によると、翌日にはレンジローバーの助手席に乗り、笑顔を見せる様子も目撃された。
写真に収められた女王は、ヘッドスカーフを巻いてサングラスをかけた粋なスタイル。運転手も笑顔の様子からすると、おそらく車内での会話が弾んでいるのだろう。「メール」紙によると、行先はサンドリンガム領内のコテージ「ウッド・ファーム」。女王とフィリップ殿下がハロウィンの時期などに過ごした場所でもあり、殿下がコロナ禍でウィンザー城へ移動するまでほぼ定住していた隠居先でもある。
昨年9月にも、女王と殿下がここで数週間の隔離生活を送ったという報道があり、女王にとっては殿下との思い出が色濃く残る場所。英気を養うために訪れる場所としては、最適のチョイスといえるだろう。
また先には英大衆紙「デイリー・ミラー」が情報筋の話として、女王が今年のクリスマスにホストとしてサンドンガムに家族を招くことを決意したと報じている。このサンドリンガムへの移動自体が、クリスマスに向けた準備を直接取り仕切るための小旅行だと考えられているようだ。「メール」紙によると、バッキンガム宮殿は小旅行に関するコメントを拒否。情報筋は「私的な用件」と語ったという。
(Hint-Pot編集部)