健康・美

ストレスはPMSや生理に影響…産婦人科医が語る改善策 まずは自分の症状を把握しよう

著者:フェムテックtv・木川 誠子

教えてくれた人:遠見 才希子

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PMSのつらい症状……まずはその内容を把握することから対策を(写真はイメージ)【写真:Getty Images】
PMSのつらい症状……まずはその内容を把握することから対策を(写真はイメージ)【写真:Getty Images】

 現代人は忙しくストレスフルと言われている中で、長引くコロナ禍もあり、心身ともに大きな負担がかかっているのではないでしょうか。その影響を受けているからなのか、疲れやすくなっていたり、PMSや生理の症状に変化が出てきているという人もいるかもしれません。そこで今回の「フェムテックtv」は、ストレスがPMSや生理に及ぼす影響について“えんみちゃん”の愛称でおなじみの産婦人科医、遠見才希子さんに伺いました。

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子宮や卵巣がストレスに影響される理由はホルモンに?

「PMSや生理(月経)の症状は一人ひとり異なります。その前提があった上で、ストレスによって生理不順が起きたり、ホルモンバランスだけではなく、複合的な要因で起こると言われているPMSへの影響も否定はできないと思います」と教えてくれたのは、産婦人科医の遠見才希子先生。“えんみちゃん”の愛称で知られ、中学校や高校などで性教育の講演を行っています。

「PMSや生理に関係している女性ホルモンは、脳からの命令によって卵巣から分泌されています。その際、体の仕組みとして、脳にある視床下部から脳下垂体、卵巣という流れをたどりますが、この視床下部がストレスの影響を受けやすいと言われています。そのため女性ホルモンの分泌にも変化が起こり、いわゆるホルモンバランスの乱れによって生理不順につながる場合も。

 一概にストレスといっても、コロナ禍という状況に限らず、食事や運動、体重の変化など、日常生活の中にあるさまざまなことが影響してきます。子宮や卵巣がそのような影響を受けてしまうのは、同じ臓器でも心臓や肺とは違い、直接的に生命維持に関わっていないからです。だからこそ、ちょっとお休み状態になったり、命令を出すのが遅れたり……と、ストレスによる変化を受けやすいと考えられています」

 ストレスの影響で生理不順が起こる可能性も否定できないことが分かりました。でも、その前に自分の生理周期を知っていますか? 生理は体のバロメーターといえるので、まずは判断材料となる生理周期を知っておくことは大切です。

「生理周期は28日というイメージが強いですが、正常な周期は24日から38日と、意外と幅があります。たとえ28日周期でなくても、生理不順には該当しませんので、安心してください。

 自分の生理周期を知った上で、24日から38日の正常範囲を超えて、短い周期になってしまっている、長い周期になってしまっている時は、ストレスなどの影響を受けているかもしれないと、気にかけるきっかけにしてもらうのがいいと思います。また、生理不順をコントロールする低用量ピルや子宮内避妊システムといった選択肢もあるので、産婦人科で相談してもらえたらと思います」