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どうぶつ

耳が聞こえない元捨てねこ 先住ねこのサポートを受け成長中 「幸せ間違いない」と反響

著者:Hint-Pot編集部

優しい眼差しが印象的なベルくん【写真提供:ジルとテンと保護猫ベル(@jill_ten_bel)さん】
優しい眼差しが印象的なベルくん【写真提供:ジルとテンと保護猫ベル(@jill_ten_bel)さん】

 魚の形をしたぬいぐるみを抱きしめ、陽だまりの中で気持ち良さそうにくつろいでいる白ねこの男の子。現在は新しい飼い主さんの元で穏やかに過ごしていますが、以前は捨てねこでした。さらに保護された後は、両耳が聴こえていないことが判明。それでも現在は、飼い主さんと先住ねこに守られすくすく成長しています。ツイッター上で注目された投稿や出会いなどについて、飼い主さんに話を伺いました。

 ◇ ◇ ◇

段ボールに入れられ小学校の校庭に放置されていたベルくん

 左右の瞳の色が違うオッドアイが印象的な白ねこの名前は「ベル」くん。獣医師の診断によると生後4か月ほどになる男の子です。

 出会いは約2か月前。ベルくんは段ボール箱に入れられ、飼い主さんの自宅近くにある小学校の校庭に捨てられていたそう。その日は学校行事があり、児童たちが発見しました。

「見つけた子どもたちは、引き取ってくれる大人を探していました。しかし、我が家にはすでに去勢と避妊手術をしたばかりの当時生後8か月になる2匹の子ねこがいたため、最初にお話を聞いた時には一度お断りしていたんです」

 今年2月に知人宅で生まれた、茶白の「ジル」くんと三毛ねこの女の子「テン」ちゃんを半年前にお迎えしていた飼い主さん。3匹の子ねこを世話するのは難しいと考えましたが、その後もベルくんの引き取り先が見つからないことを知り、一念発起します。

「家族会議を開いたところ、『うちで育てたい』と全員の意見がまとまり、お迎えすることを決めました」

全身で感情を伝える ボディランゲージでコミュニケーション

 こうして迎えられたベルくん。かわいらしいお名前は、真っ白な毛並みが由来になっています。マケドニア語で「白」の意味を持つそう。先住ねこのジルくんと名前の響きが似ていたことも決め手だったのだとか。

 優しい飼い主さん家族と甘えん坊なジルくん、ちょっとツンデレなテンちゃんに囲まれ始まった、ベルくんの新たな生活。しかし、飼い主さんはすぐに違和感を覚えました。

「お迎え初日から、呼びかけにも音が鳴るおもちゃにも無反応でした。鳴き声も異常なほどに大きく、ベルの聴力が両耳ともないことに気が付くまでに、そう時間はかかりませんでした」

 最初は戸惑った飼い主さんでしたが、掃除機をかけている時やペットボトルをつぶす時など、先住ねこが嫌がる生活音が響いていてもベルくんは平然とした顔で飛び付いてきます。そんなベルくんを見て、「耳が不自由な分、好奇心が旺盛なのだ」と気付き安堵。また、コミュニケーションを取るには、ボディランゲージで感情を伝えればいいことも分かっていきました。

「『おいで~』の時は、ベルの目を見ながら自分の手や膝の上を叩きます。すると、手の動きを見て走ってきますね。『ダメ!』を伝える時は怒った顔をして見せる。褒める時にはベルを抱っこして『ぎゅー』と言いながらスリスリしてあげます」

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