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フライパンが取り出しにくい…イライラを解消する収納プロのテクニック【収納の裏ワザ7】
公開日: / 更新日:
教えてくれた人:伊藤 まき
一昨年、双子の女の子のママになった整理収納アドバイザーの伊藤まきさん。プライベートと仕事でさぞやドタバタの生活が……と思いきや、お部屋の中はすっきりしているそう。美しい部屋を保つコツは、「取り出しやすく、しまいやすい」収納を徹底することなのだとか。そんな伊藤さんが整理収納のコツを毎日1つずつ伝授します。今回は、フライパンなどの調理器具。パッと取り出せて、すっきり片付く収納方法です。
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ファイルボックスに立てて入れると格段に取り出しやすくなる!
近年増えているレンジ下の引き出し収納。鍋やフライパンを平置きで重ねて収納する人も多いようですが、これは「手間がかかり、料理をするのが面倒くさくなるだけ」と、整理収納アドバイザーの伊藤まきさんは言います。
収納と使い勝手を良くするために必要なのは、普段は事務用品として使われているプラスチック製の「ファイルボックス」です。ファイルボックスで仕切りを作り、片手鍋やフライパンなどを立てて並べると格段に取り出しやすくなります。
伊藤さんは幅327ミリのファイルボックスに鍋類を、それより狭めの幅120ミリのものにフライパンやフタを収納。4つ前後を並べて使うと便利だそうです。購入時は自宅の引き出しの幅を測って、異なる幅のファイルボックスがうまく入るように工夫を。
ファイルボックスはさまざまなメーカーから発売されていますが、中でも伊藤さんがおすすめするのはナカバヤシ社製の「インデックスファイルボックス」。奥行きや深さなどのサイズ感がほどよく、レンジ下の引き出しに入れた時に調理器具を出し入れしやすい高さなのだそう。
また、ファイルボックス自体を洗う時に汚れが落ちやすいのもおすすめする理由なのだとか。伊藤さんはこのファイルボックスにたどり着くまでにさまざまなメーカーのものを試しましたが、こちらが最も使い勝手が良かったそうです。
調理器具だけではなく、ファイルボックスは調味料の収納にも役立ちます。まとめて購入し、キッチンの引き出しを改善してみましょう。
(和栗 恵)
伊藤 まき(いとう・まき)
整理収納アドバイザー1級、クリンネスト2級。ホテル清掃員や国鉄系レストランの厨房、内装会社、デパートの搬入搬出などで経験を積み、出版社に入社したのち独立。掃除しながら片づける「整理収納のプロフェッショナル」として各種ウェブメディアで記事を手がけ、掃除本の編集ライターとしても活躍中。
インスタグラム:maki_organize