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知ってそうで知らない“寿司ネタ”の漢字 読める・読めないトップ5は?
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地名や名字、食材の名称……世の中には“難読漢字”と呼ばれるものが多数あります。テレビのクイズ番組などでは定番の問題ですよね。中でも寿司店などで度々目にする「魚へん」の漢字は、数が多いことで知られています。一度しっかり調べてみたいと思っている人も多いのでは? そこで、12月12日の「漢字の日」に合わせて発表された「読めない寿司ネタ漢字ランキング」を見てみましょう。
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読めるトップ5 普段からお馴染みの顔ぶれが
有限会社レインボープロダクツが運営する飲食店「十方 鮨(じっぽう すし)」は11月下旬、「寿司ネタ漢字の読み方」に関する調査を実施しました。対象は月に1回以上高級寿司店を利用する105人。寿司に関する漢字を実際に見る機会が多いと考えられる人たちですね。
まずは、今読めるものを複数回答で選択する「読める漢字」に関する設問から、トップ5の結果を5位から見てみましょう。魚と人間の付き合いは長いだけに、名前や漢字の由来には諸説あるのが一般的です。
【5位:鮭(サケ)62.5%】
本来の江戸前寿司ではネタとして使われていなかった鮭。近年は回転寿司を中心にサケ科のサーモンが人気を博していますが、実は別物だそうです。
【4位:鰹(カツオ)68.3%】
魚へんに「堅」と書くカツオ。日本では古くから食べられていましたが、傷みやすいため干物にされていたそうです。諸説ありますが、その際に堅くなることからこの漢字になったと言われています。
【3位:鮑(アワビ)68.3%】
高級食材としても知られるアワビ。貝類ですが貝殻が一枚しかないため、海中では岩にはりついて生息しています。その形状が「包む」ように見えるためこの漢字になったという説などがあります。
【2位:鰻(ウナギ)69.2%】
魚へんと組み合わされた「曼」には「長い」などの意味があります。その字の通り、ウナギの形状を表した漢字とされているとか。
【1位:鯵(アジ)70.2%】
アジという名前自体の由来は「味が良い」ことから。漢字の由来には諸説あり、群れを成す性質からとするものや「そう(さわぐ)」という字の写し間違い説などさまざまです。