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“満面の笑み”写真で話題の元保護犬 新作も「ナイス作画崩壊」と大反響 撮影の裏側は

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

保健所が山中をさまよっていたところを保護 「こんな元気な子がいてくれたら」とお迎え

みのかささん宅にお迎えされた頃の麦ちゃん【写真提供:みのかさ(@inekaratukutta)さん】
みのかささん宅にお迎えされた頃の麦ちゃん【写真提供:みのかさ(@inekaratukutta)さん】

 麦ちゃんはとある譲渡会で出会った元保護犬。イングリッシュセッター2匹、イングリッシュポインター1匹の3匹で鹿児島の山中をさまよっていたところを、保健所に保護されました。3匹はこの時ガリガリに痩せていたそうで、残念ながらうち1匹は保護された直後に亡くなってしまいました。

 そんな麦ちゃんをお迎えしようと考えた理由は、「こんな元気な子がいてくれたら毎日楽しいだろうなと感じたのが第一」だったそう。さらに、運動量を踏まえた飼育スペースの確保に食事や医療費の経済的負担、一生世話ができるかといった要素を総合的に考慮した上で、お迎えできると判断しました。ありとあらゆる要素を考慮した姿勢の根底には、救われた命への責任があります。

「生き物を飼うにあたって、適正に飼育できる環境を整えられるか考えるのは本当に、本当に大事なことだと思います。こんなにかわいい子が再び捨てられるなんて、あってはならないことですから」

 そうした思いとともにお迎えされた麦ちゃんはその後、元気いっぱいに成長。名前には「踏んでも起き上がる麦のようにたくましくなってほしい」という願いが込められており、まさにその通りの姿を見せてくれています。

ドッグスクールでトレーニング中 人間の声が聞こえるように

 2歳の麦ちゃんは現在、ドッグスクールでルールやマナーなどのトレーニング中。みのかささんは、この1年間で見られた2つの大きな変化について教えてくれました。

 まずは、「人間の声が聞こえるようになった」こと。以前はテンションが上がると人の声などまったく聞こえなくなっていたそうですが、今では声を聞く姿勢が身についているそうです。

 そして、「変に気遣い」をすることがなくなったといいます。お迎えした当時の麦ちゃんには、人間に心を許している一方で、「怒らせないようにしよう」「下手に出ておこう」といった気遣いを見せることが度々あったとか。ドッグスクールでのトレーニングを通じて、自分が望むことを素直に表現できるようになったようです。

 みのかささんとの運命的な出会いを経て、心身ともに立派に成長している麦ちゃん。これからも満面の笑みを収めた新しい写真やその成長ぶりが楽しみですね。

(Hint-Pot編集部)