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冬至の主役はカボチャとユズ以外にも 食べると“運を呼び込める”縁起担ぎの7食材とは

公開日:  /  更新日:

著者:鶴丸 和子

「ん」が付く食べ物で縁起担ぎ 「冬至の七種(ななくさ)」とは

うどんは「うんどん(饂飩)」と呼ばれ、冬至の七種の一つ(写真はイメージ)【写真:写真AC】
うどんは「うんどん(饂飩)」と呼ばれ、冬至の七種の一つ(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 その他にも「一陽来復」の意味から、一年で最も日が短い冬至におしまいの「ん」が付くものを食べて運を呼び込む風習もあります。さらに「ん」が2つ付くものは”運が倍増する”とも言われているそう。縁起を担ぐ食材としてそれらを7つあつめたものが「冬至の七種(ななくさ)」です。

○冬至の七種
・なんきん(南京、カボチャ)
・れんこん(蓮根)
・にんじん(人参)
・ぎんなん(銀杏)
・きんかん(金柑)
・かんてん(寒天)
・うんどん(うどん)

 年末の多忙な時期ではありますが、気持ち新たにスタートを切るためにはうってつけの日です。寒さに負けないように食から栄養を得て、夜はユズ湯にのんびりと浸かって心身の疲れを取り、年末年始に向けた英気を養いましょう。

(鶴丸 和子)

鶴丸 和子(つるまる・かずこ)

和文化・暦研究家。留学先の英国で、社会言語・文化学を学んだのをきっかけに“逆輸入”で日本文化の豊かさを再認識。習わしや食事、季節に寄り添う心、言葉の奥ゆかしさなど和の文化に詰まった古の知恵を、今の暮らしに取り入れる秘訣を発信。
インスタグラム:tsurumarukazu