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漫画

魚の骨がのどに刺さっても“ごはん丸飲み”はNG 育児漫画に反響「母子手帳に載せてほしい」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

漫画のワンシーン【画像提供:まめねこ(ma.me.ne.ko)さん】
漫画のワンシーン【画像提供:まめねこ(ma.me.ne.ko)さん】

 魚の骨がのどに刺さって痛い思いをした経験は、誰もが一度はあるでしょう。東北大学の研究によると、「魚骨異物」と呼ばれる魚の骨が口やのどに刺さってしまう疾患において、患者が最も多いのは0~4歳の乳幼児で、全体の25.9%を占めているそうです。そして19歳までにかけて人数は減っていきますが、20歳以降になるとまた徐々に増加。「小児と中高年に二相性のピーク」があると報告されています。では、実際に魚の骨がのどに刺さったらどう対応すればいいのか、そして何科を受診すればいいのかはご存じですか? 実際に息子が魚骨異物で治療を受けたという女性が描いた育児漫画が反響を呼んでいます。作者のまめねこ(ma.me.ne.ko)さんにお話を伺いました。

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自力で取ろうとせず速やかに耳鼻科を受診

 8歳と4歳、2人の男の子を育てるまめねこさん。大きな話題になったのは、2021年12月14日に長男くんが、給食で出たサバの骨をのどにひっかけてしまった時の出来事です。まめねこさんはこの体験を通して2つのことを知り、その驚きを漫画にまとめました。

 まず、まめねこさんが驚いたのは、「かかりつけの小児科ではなく耳鼻科へ」行った方がいいということ。のどの奥の方に刺さっている場合は、特殊な器具が必要となるためです。また、自力で無理に取ろうとすると口の中や粘膜を傷付けたり、かえって深く刺さってしまったりすることがあるので、速やかに病院へ行きましょう。

 そしてもう一つは、昔からの言い伝えである“ごはんを丸飲み”は間違っているということ。一般社団法人 日本耳鼻咽頭科学会の公式サイトによると、こうした対処はかえって深く刺さる可能性が。そうなると耳鼻科でも簡単には取れなくなってしまう上、「刺し口から感染症を引き起こす」恐れもあるそうです。

 長男くんの場合は、耳鼻科の医師がものの5分ほどで骨を抜いてくれてすぐ元気に。2センチもの大きな骨が刺さっていたそうです。まめねこさんは漫画の最後に魚の骨がのどに刺さった場合の適切な対処法を6項目にまとめています。

 漫画は反響を呼び、1万件もの“いいね”が。また、「昔の人の知恵って基本はすごいな~と思うことばかりですが、たまに今では間違いだったりするものもありますよね」「ごはん丸飲みダメなんですか!! よくやってた」「耳鼻科に行くの知りませんでした」「母子手帳に載せてほしいですよね」など、たくさんのコメントが寄せられています。