Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

漫画

魚の骨がのどに刺さっても“ごはん丸飲み”はNG 育児漫画に反響「母子手帳に載せてほしい」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

“ごはん丸飲み”がNGは約6割も知らず 漫画を描くことに

まめねこさんがインスタグラムのストーリーで行った、魚の骨がのどに刺さった時“ごはん丸飲み”がNGと知っていたかを問うアンケート。5380人が驚いている【画像提供:まめねこ(ma.me.ne.ko)さん】
まめねこさんがインスタグラムのストーリーで行った、魚の骨がのどに刺さった時“ごはん丸飲み”がNGと知っていたかを問うアンケート。5380人が驚いている【画像提供:まめねこ(ma.me.ne.ko)さん】

 まめねこさんに今回のエピソードを描こうと思った理由やその後についてなど、詳しくお話を伺いました。

Q. 今回のエピソードを漫画にしようと思った理由を教えてください。
「事件が起きた翌朝にインスタグラムのストーリーでそのエピソードをシェアしました。魚の骨がのどに刺さった時は“ごはん丸飲み”はNGということを私自身が知らなかったので、『知ってた?』と質問してみたんです。すると、1万人弱のうち6割近くの方が知らないとの回答でした。

 また、そのストーリーを目にしたたくさんの方から『ごはんを飲むのがダメなら、どう対処したらいいの?』『小児科ではなく耳鼻科なの?』などたくさんの質問をいただいたのをきっかけに、漫画にしてたくさんの方と情報を共有できたらと思いました」

Q. 今回の漫画を描く上で気を付けたことやこだわった点を教えてください。
「医療に関するサイトを参考元として引用表記させていただきました。目にした方が迷うような曖昧な表現を避け、『ごはんの丸飲みはNG』『受診は耳鼻科』という部分が明確に伝わるように描いたつもりです」

Q. 投稿のキャプションにある【後日談】で、息子さんの咳が続いているとのことでしたが、その後息子さんの体調はいかがでしょうか?
「もしかしたらのどの違和感で咳をしているのかもしれませんが、息子が4歳の頃から始まった『咳払いチック』が原因ではないかと思っています(※編集部注:本人の意思とは関係なく、不規則で突発的な体の動きや発声が繰り返し起きてしまう疾患のこと)。

 チックはストレスが引き金になることが多いです。骨が刺さった後、1週間ほど咳払いチックと思われる症状が強く出ましたが、その後は次第に落ち着き、今はだいぶ少なくなりました。息子のチックについては、インスタグラムの『8歳、首まわしチックで悩んでいます』に日々の経過をまとめています」

Q. 心に残った読者からの感想を教えてください。
「医療従事者の方たちからのコメントを読んで、『たかが魚の骨』と考えてはいけないと改めて感じました。重篤化すれば全身麻酔での処置が必要になったり、食道の後ろには大きな血管が走っているため穿孔すると命に関わることもあったりするそうです。

 魚の骨を飲み込まないように注意するのはもちろん、予防として咀嚼回数を増やしたり、小さなお子さんや高齢の方の場合には骨なし魚を活用したりするなど、日頃から取り入れられる対策を教えていただけたのもありがたかったです」

 インスタグラムでは9万人ものフォロワーを抱えているまめねこさん。ブログ「まめねこノート」でも過去の漫画をまとめています。息子さんのチックについての悩みや忘れっぽいことへの対処法、またまめねこさんオリジナルの知育素材を無料で配布。等身大の悩みや役立つ情報が満載です。

(Hint-Pot編集部)