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初春を感じる「球根花」で部屋を彩る プロおすすめの花と長く楽しむコツ

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:のなか りえこ

茎がやわらかいので切り花を飾るにはコツがある

ラナンキュラス。水の量は少なめに【写真:のなかりえこ】
ラナンキュラス。水の量は少なめに【写真:のなかりえこ】

 みずみずしく茎のやわらかいものが多い初春の球根花。切り花にして長持ちさせる秘訣は、水の量にあります。花瓶に入れる水の量は少なめ、つまり「浅水」にすることがポイントです。

 たくさん水を入れると、水に浸かっている部分の茎の途中が腐りやすくなります。また、葉は水に浸からないように取り除きましょう。茎が空洞でたくさん吸水するものが多いので、斜めに切って断面を広げる必要はありません。水の減りが早いため、まめに水替えをして新鮮な水をたっぷり吸わせてあげましょう。

 花の重さに茎が負けて折れてしまうこともあります。これを防ぐには、少しずつ茎を短く切り戻していくと良いでしょう。

 生けやすい花瓶は、チューリップならまっすぐで長さのあるものです。ラナンキュラスなどは、茎の長さによって花瓶を変えていくとまた違った表情を楽しめますよ。最後は水を張ったガラスの器に花だけを浮かべて飾っても美しいものです。

 まだまだ寒さは続きますが、室内におすすめの切り花を飾り、ひと足先に春を感じましょう。

(Hint-Pot編集部)

のなか りえこ

フラワー&グリーンコーディネーター。インテリア商材を扱う仕事から花の世界へ。現在はフリーで活動中。花と植物に関する提案・制作(装花・装飾・植栽など)を中心に行う。
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