実家に現れた野良ねこを保護　一緒に暮らし始めて5か月に

　2匹の愛猫との別れが続き、悲しみに打ちひしがれたみかんさんですが、気を落としてばかりではいられません。なぜならレオくんを亡くす前、飼い主さんはすみれちゃんという推定年齢5歳の野良ねこを保護したからです。現在は飼いねことして一緒に暮らしています。

　すみれちゃんとみかんさんが初めて出会ったのは、2018年の夏のことでした。すみれちゃんは突然、みかんさんの実家の庭に現れたそうです。

「すみれは当時、すごく痩せていて、決して美しくなくて……。でも、放っておけなくて見守っていたんです。するとある日、子ねこを3匹連れてごはんをもらいに来ました。こんなガリガリな体で出産や子育てを頑張っていたのかと、私の母が根負けして保護することにしました」

　保護後、すみれちゃんと子ねこたちに避妊・去勢手術を施すことに。そして、子ねこたちはそれぞれ里子に出されることになりました。今では全員、優しい里親さんのもと、幸せに暮らしています。

　また、みかんさんはすみれちゃんを引き取る予定がなかったのですが、昨夏正式にお迎えすることに。

「まだ飼い出して5か月目なので、これから思い出をたくさん作っていきたいです。今のところ一番の思い出は、人に媚びなかったすみれがお布団に入ってきてゴロゴロ言ってくれたこと。一緒に寝てくれて幸せでした！」

　みかんさんとすみれちゃんの新生活はまだまだ始まったばかり。「一番が決められない」というほど、たくさんの思い出を作ったリンちゃん＆レオくんのように、すみれちゃんとの素敵な思い出が増えていきますように。

（Hint-Pot編集部）