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日本独自の月名を全部言える? 2月を「衣更着」とも書く理由は 名称をおさらい
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4月から6月 田植えなど農作業が始まる時期
○4月:卯月(うづき)
卯(ウツギ)の花が咲く月。また稲を植える時期のことから「植月(うえつき)」の略という説もあります。十二支干支の4番目「卯」にかけて4番目の月とも。
異称:卯花月(うのはなづき)、花残月(はなのこりづき)、夏初月(なつはづき)など
○5月:皐月(さつき)
田植えが始まる時期で「早苗」を植える月から「早苗月(さなえづき)」に。それがのちに略され「皐月」となったとみられています。
異称:菖蒲月(あやめづき)、五月雨月(さみだれづき)、多草月(たくさづき)など
○6月:水無月(みなづき、みなつき)
旧暦では夏の盛りにあたります。「水がかれてなくなる月」という説もありますが、「無」は「の」を意味するものとして「水の月」、「田に水を張る月」との説も。
異称:風待月(かぜまちづき)、常夏月(とこなつづき)、涼暮月(すずくれづき)など
7月から9月 日本独自の季節感を見事に表現
○7月:文月(ふみづき、ふづき)
「文披(ふみひろげ)月」の略で七夕の短冊に字を書くことが由来。また稲穂が膨らむ月ということで「ほふみづき」が転じたとの説もあります。
異称:七夕月(たなばたづき)、女郎花月(おみなえしづき)、涼月(りょうげつ)など
○8月:葉月(はづき、はつき)
旧暦では木の葉が紅葉する時期なので「葉落ち月(はおちづき)」から転じたという説が有力。また稲穂が張る月「ほはりづき」が由来とも。
異称:秋風月(あきかぜづき)、月見月(つきみづき)、木染月(こそめづき)など
○9月:長月(ながつき)
秋の夜長を意味する「夜長月(よながづき)」の略とされています。また秋の長雨による「長雨月(ながあめづき)」が語源とも言われます。
異称:紅葉月(もみじつき)、菊月(きくづき)、色取月(いろとりづき)、稲刈月(いねかりつき)など